アニメ質問状:「ガールズ&パンツァー」 女子高生の日常とガチの戦車戦のミスマッチ感

(C)GIRLS und PANZER Projekt
1 / 56
(C)GIRLS und PANZER Projekt

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「ガールズ&パンツァー」です。バンダイビジュアルの杉山潔プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 女子高生たちのほのぼのした日常とガチの戦車戦というミスマッチ感ですね。

 −−アニメにする時に心がけたことは?

 キャラクターの気持ちや成長を丁寧に描くことです。戦車を使った伝統武芸「戦車道」が茶道や華道と並ぶ女子のたしなみとなっているというちょっと変わった世界の中で、主人公たちがそれぞれの思いをもって戦車道に臨み、そこから何を得ていくのかを丁寧に描きたいです。見終わった後にファンがキャラクターと共に「良かったね」と言える作品にしたいですね。

 −−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 何もないところから作品を作り上げていくことは大変でもありますが、それが徐々に形になっていくのを目の当たりにするのはとてもうれしいことです。特に今回は、CGでリアルな戦車戦を描くという、これまでにない技術的な挑戦もしています。戦車の接地感、重量感、リアルな挙動、いずれもスタッフが試行錯誤を重ね一つ一つハードルをクリアした結果です。もちろんCGチームだけでなく、すべてのセクションのスタッフが愛情を注ぎ込んで作ってくださっていることが本当にうれしいです。

 −−今後のみどころを教えてください。

 いよいよ戦車道全国大会が始まります。全国の強豪校に対して、急ごしらえで装備も見劣りする大洗女子学園チームがいかに知恵と勇気と友情で立ち向かっていくのか?

 そして困難な試合を通じ、キャラクターたちがいかに成長していくのか? このあたりに注目していただければと思います。

 −−ファンへ一言お願いします。

 本作はオリジナルアニメということで強力な原作があるわけでもありません。それでも回を追うごとに手ごたえを感じており、とてもありがたいことだと思います。

 スタッフ・キャスト一同、楽しい作品になるよう今後も努めてまいりますので、「ガールズ&パンツァー」をこれからもよろしくお願いいたします。

 バンダイビジュアル プロデュース1部 プロデューサー 杉山潔

写真を見る全 56 枚

アニメ 最新記事