元「モーニング娘。」でタレントの矢口真里さんが6日、東京・赤坂のTBSで開かれた記者発表会に登場。BS-TBSと日立製作所が共同開発した日立音声SNS「talkfield(トークフィールド)」を実演して、その魅力を伝えた。トークフィールドは、スマートフォン専用アプリで投稿した15秒間の音声メッセージを、ユーザーが共有できるソーシャルサービスで、実際に使った矢口さんは「声ですので人を身近に感じることができる。今までにありそうでなかった」と説明し、自身が使うときは「だんなさん(俳優の中村昌也さん)も私も地方遠征とかお互いにあるので、寂しい時間、ちょっと甘えて『早く帰りたいよ~』と声で伝えたい。忙しくてもラブラブできる」とのろけていた。
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同サービスは、メッセージを送りたい相手を選んで録音すると、音声認識でタイトルが付き、相手に送信されるのが特徴で、同時に写真も送信可能。指定した日時にメッセージが届く「メモリアルメッセージ」機能もある。使い方によって、気の合う仲間グループに声を送る「コミュニティ」、大切な人とだけ語り合う「プライベート」、会社単位など大人数にメッセージを伝えられる「パブリック」の三つのフィールドを選んで使用できる。日立製作所の和田宏行事業部長は「4人に1人がSNSを使っている時代、感情や気持ちを伝えられる音声の分野で新サービスを作りたい」といい、BS-TBSの丹羽多聞アンドリウ統括プロデューサーは「新しいプラットフォームビジネスの技術をプロデュースさせていただくのが私たちの役目」と語った。
矢口さんは同サービスを実演しながら「すごいですね。こんな時代が来た」と興奮。「だんなさんとのやりとりもいいですが、私のファンとの一番の交流の場が今はブログ。これを使えばもっと身近になって、タレントとファンではなく、友達や仲間に感じてもらえると思う。(モーニング娘。の)メンバーにも伝えよう」とうれしそうに語っていた。同サービスは、現在、BS-TBSと日立製作所の社員を対象に実用化に向けトライアル中で、6日午後6時からは、一般ユーザーも専用サイトからのエントリーで、13年1月10日までの約2カ月間トライアルに参加可能(現在はiPhoneのみ対応、アンドロイド版は順次開発中)。矢口さんのファンクラブ「M-line club」の会員はエントリーなしで同サービスに参加できる。(毎日新聞デジタル)
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