花澤香菜:共演の小野大輔の役を猛アピール「かっこよかった!」

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 声優の花澤香菜さんが10日、東京都内で行われた劇場版アニメ「ねらわれた学園」(中村亮介監督)の初日舞台あいさつに声優の小野大輔さんらと共に登場。主人公・ナツキの前に現れた謎の転校生・京極リュウイチを演じた小野さんについて、ナツキの友人・春河カホリ役の花澤さんは、「京極くん、かっこよかったなーって心から思いました! 小野さんかっこいーなーって!」と興奮気味。これまで小野さんと何度か共演経験があるという花澤さんは、「京極さんを見てください!」と小野さんの役を猛アピール。小野さんは、「香菜ちゃん、それでいいの?」と戸惑い気味に話していた。

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 「ねらわれた学園」は眉村卓さんのSF小説が原作で、81年には大林宣彦監督、薬師丸ひろ子さん主演で映画化されるなど、これまで何度か映像化されているが、アニメ化されるのは今回が初めて。鎌倉の中学校に通う2年生のケンジとナツキ、カホリの前に謎めいた転校生・京極が現れ、彼らの学園生活が変化していく……というストーリー。アイドルグループ「AKB48」の渡辺麻友さんが主人公・ナツキの声を務め、京極を「黒執事」の小野さん、カホリを「貧乏神が!」の花澤さんが演じ、渡辺さんはさらに主題歌も担当している。

 舞台あいさつには、ケンジ役の本城雄太郎さん、中村監督も登場。初日ということで、中村監督は、「こんなにたくさんの方に来ていただけて感無量。言葉にならない」と大感激の様子だった。

 個別で収録したというアフレコについて花澤さんは、「私は本城くんと小野さんの声が入った状態だったので、楽をしたのかな」とにっこり。一方、本城さんは「普段、大人数で使っているスタジオで一人で使っていたので、スッキリしたけど、やっぱり寂しかった」と話し、観客を笑わせていた。

 この日は別の仕事のために欠席となった渡辺さんを含めたキャストについて、中村監督は「本当にキャストのみなさんの芝居が魅力的。僕は紙の段階からキャラクターを作っていくのですが、こうなっていけばいいなと思っていたのを、さらに越えていくようなすばらしい芝居だった」と満足げに話していた。(毎日新聞デジタル)

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