注目ドラマ紹介:「白虎隊」 北大路欣也主演 会津の人々の物語を描く

「白虎隊~敗れざる者たち」の一場面=テレビ東京提供
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「白虎隊~敗れざる者たち」の一場面=テレビ東京提供

 俳優の北大路欣也さんが主演するテレビ東京の新春ワイド時代劇「白虎隊~敗れざる者たち」が2日午後5時から7時間にわたり、放送される。北大路さんは同時代劇で最多となる9度目の主演。会津の若き隊士たちが自決した「白虎隊」に象徴される会津の人々の物語を、会津藩家老・西郷頼母(さいごう・たのも)の家族を中心に描く。

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 同局の新春ワイド時代劇は、79年にスタートし、今作が35作目。頼母の家族のほか、会津藩主・松平容保(かたもり)と頼母の絆、頼母と新選組副長・土方歳三の友情、白虎隊の秘話が描かれ、頼母を北大路さん、その妻・千重子を黒木瞳さんが演じる。また藩主・容保を伊藤英明さん、新選組副長・土方を岸谷五朗さん、頼母の母・律子を渡辺美佐子さんが演じ、国仲涼子さん、小林稔侍さんも出演する。脚本はジェームス三木さんで、主題歌「風歌 KAZEUTA」を歌手の加藤登紀子さんが担当する。

 幕末の会津で、頼母は、妻や親兄弟、子供たちと質素ながらも仲むつまじく暮らしていた。1862年、藩主の容保が京都守護職に任ぜられる。京都は尊王攘夷派の過激な浪人が集まって治安が悪化しており、江戸幕府は会津藩士の力で一掃しようとしたのだった。頼母は、容保に京都守護職を返上するよう主張するが、容保は病弱の身ながら聞き入れず、京へ向かった。新選組を支配下に置いた京都守護職は、攘夷派を厳しく取り締まったが、薩摩や長州の憎しみをかい、会津藩も時代のうねりにのみ込まれていく……という物語。(毎日新聞デジタル)

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