シャ乱Q:7年ぶり本格再始動で紅白出場宣言

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 ロックバンド「シャ乱Q」が15日、東京・渋谷のライブハウス「eggman」で会見し、結成25周年にあたる今年、7年ぶりに今夏からライブツアーを再開するとともに新たにレコーディングした名曲「シングルベッド」を今春にリリースし、本格再始動することを明らかにした。ボーカルのつんく♂さんは「記念すべき25周年、華やかな年にしたい」と語り、同曲を新録音する経緯を「シングル出すなら紅白出たい。紅白で歌ってないシングルを歌いたい」と説明。ステージ上でメンバー全員で「紅白出るぞ!」と力強く宣言した。

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 シャ乱Qは88年12月に結成。92年にメジャーデビューし、その後、「上・京・物・語」や「シングルベッド」「ズルい女」「いいわけ」など、数多くのヒット曲をリリースした。00年に活動休止を宣言し、各自ソロ活動を展開。05年に活動再開を発表し、翌06年には、ライブツアーを実施。08年に結成20周年を迎えた。会見を行った“1月15日”は、結成後、地元の大阪で初コンサートを行った記念日で、会見場所の「eggman」は、メジャーデビューが決まり、上京してきた当時、最初に目標とした場所という。

 6、7年前からつんく♂さんは、声帯の一部に瘢痕(はんこん)のような塊ができるという症状を患い、ソロ活動やシャ乱Qの活動にも影響を与えていたという。そんな中、11年に発生した東日本大震災の被災地へ慰問が再始動のきっかけと説明。メンバーは何度もミーティングを重ね、今回の再始動を決定した。なお、つんく♂さんは、現在も声帯の治療を続けているという。

 今回のイベントに、再始動のために新調したという派手な衣装で登場したシャ乱Q。つんく♂さんは「シャ乱Qって、皆さんのイメージでド派手だったよねと。みんなの頭の中にデフォルメされちゃっているんで、今回はそれに負けないように。ゴールデンボンバーとかぶってるんで」とコメントし、笑いを誘った。

 またイベントでは「シングルベッド」を生演奏。はたけさんは「今演奏しても全然違う。おっさんになったのかな?」と冗談を飛ばし、つんく♂さんはこれからレコーディングする同曲について「(94年のときと違った)大人の色気を出したい。とりあえず100万枚目標で」と再ミリオン宣言。さらに再始動のライバルについて「AKBには勝ちたい」と国民的な人気アイドルの名を上げ、会場を沸かせていた。(毎日新聞デジタル)

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