AKB48:チーム対抗で泣けるドラマ 3夜連続放送で視聴者が決定

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 人気アイドルグループ「AKB48」のチームA、K、Bのメンバーがそれぞれ1夜ずつ出演するスペシャルドラマ「So long!」が、日本テレビ系で放送されることが明らかになった。涙をテーマにした物語が各話で展開され、三つのドラマのうち“一番泣ける”作品を視聴者参加形式で決定する試みも行う。2月11日から3夜連続で放送する。

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 チームAのドラマは恋愛と友情の物語で、渡辺麻友さん、篠田麻里子さん、高橋みなみさんらが出演。バレエに打ち込む高校生の川上双葉(渡辺さん)と、その指導にあたる悲しい過去を持つバレリーナの原樹里絵(篠田さん)を中心とした物語が展開される。また、チームKのドラマは大島優子さん、松井珠理奈さん、板野友美さん、北原里英さん、倉持明日香さんらが出演。明るく天真らんまんな妹・翼(松井さん)に振り回される内気でおとなしい姉・美帆(大島さん)の対照的な姉妹の物語を描く。

 チームBのドラマは教師と生徒の物語。小嶋陽菜さん、島崎遥香さん、渡辺美優紀さん、峯岸みなみさん、梅田彩佳さん、柏木由紀さんらが出演する。余命わずかな女子校教師・小宮山薫(小嶋さん)のためにクラスメートたちの心をつなごうと生徒の橋本飛鳥(島崎さん)は奔走する……という内容。いずれも、原作はプロデューサーの秋元康さん。脚本は桑村さや香さんが担当する。

 クランクインを迎えた各チームのメンバーからコメントが寄せられ、チームAのドラマに出演する渡辺麻友さんは、「チームAのメンバーとの共演は、これを機に新しい一面が見られるんじゃないかなと楽しみ」と語り、バレエのシーンに向け「今基礎から教えていただいています。初めての体験で、AKB48のダンスとは違うので難しいです」と苦労している様子。篠田さんは台本を読んで初めて泣いたといい、「演技が苦手なので不安な気持ちがありますが、自分との共通点を探しつつ、樹里絵さんの気持ちになって演じていければ」と話している。

 また、チームKのドラマに出演する大島さんは「メンバーを前に演技をするとドキドキしますが、舞台でもステージでもなく、メンバーみんなで一つの作品を作っていくという楽しさを感じています」と感想を口にし、松井珠理奈さんは姉役を演じる大島さんについて、「演技をたくさん経験されているので、その妹役として頑張らないと」と意気込んでいる。

 先生役に驚いたというチームBの小嶋陽菜さんは「学校を舞台にした感動的なお話なので『しっかり演技できるか』と少し不安に思いましたが、普段の自分と変わらず演技していいとお聞きしましたので、あまり先生らしく演じていないですし、その分演じやすいと感じています」と役柄について語り、島崎さんは「他のチームよりもいい作品にしたいという気持ちで臨んでいます」と対抗心を燃やし、「演技に自信はないのですが、お話は感動的なので、そんな感動的なドラマにできるよう精いっぱい努力しています。温かい目で見ていただければうれしい」とコメントを寄せている。

 日本テレビ編成企画の植野浩之さんは、チーム対抗形式にした狙いについて、「AKB48はチームに対する思いが強いので、チーム対抗の方がよい作品を作れるのではないかと思った」と説明。「今まで見たことのない彼女たちの一面を映像に映し出したいと思います」と今回のドラマに自信をのぞかせている。

 主題歌は2月20日に発売されるAKB48の30枚目のシングル「So long!」を起用。ドラマは、11~13日の3夜連続で、11日は深夜0時18分から、12、13日は午後11時58分から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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