テルマエ・ロマエ:次号で3年の連載に終止符 映画も大ヒットした人気“風呂”マンガ

「テルマエ・ロマエ」のカット(C)ヤマザキマリ/エンターブレイン
1 / 3
「テルマエ・ロマエ」のカット(C)ヤマザキマリ/エンターブレイン

 俳優の阿部寛さん主演で実写映画化されたヤマザキマリさんの人気“風呂”マンガ「テルマエ・ロマエ」が3月12日発売の「月刊コミックビーム」(エンターブレイン)13年4月号で最終回を迎えることが明らかになった。12日発売の同誌13年3月号で発表されたもので、3年間の連載に終止符を打つ。

ウナギノボリ

 「テルマエ・ロマエ」は、同誌10年4月号から連載をスタート。コミックスは5巻まで発売されており累計発行部数800万部を突破している。10年に「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞した。

 紀元前のローマに生きる浴場専門の設計技師ルシウスは、昔ながらの浴場建設を提案したが採用されず、職を失ってしまう。そんなとき、気をまぎらわせるために行った公衆浴場で、周囲の騒がしさに耐えかねて湯に潜ると、なぜか奇妙な排水口に吸い込まれる。なんとか水面に顔を出すと、そこはなぜか現代日本の銭湯だった……という展開。12年1月にテレビアニメ化されたほか、12年4月に実写映画化され、続編の映画「テルマエ・ロマエ2」が14年初夏に公開予定。

 3月号に掲載されている最終回直前の第37話ではルシウスを追って温泉に飛び込み、古代ローマにたどりついた「平たい顔族」の女性・さつきの姿が描かれている。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 3 枚

マンガ 最新記事