田中麗奈：感動ドラマに自信「泣けるなって」

　女優の田中麗奈さんが15日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で行われた連続ドラマ「ラスト・ディナー」（NHK BSプレミアム）の初回完成試写会に登場。ドラマは、永遠に引き裂かれたカップルたちが、一度きりの再会を許されるレストランを舞台に展開される1話完結の感動のストーリーが展開され、第1話に出演した田中さんは、演じていて「胸が張り裂けそうになった。撮影している間、感情が高まっていって、自分でも予期せぬところで涙が出てきたり、貴重な体験だった」と振り返り、作品の仕上がりについて「自分のことなので厳しく見ちゃうけど、泣けるなって。本当にロマンチックですし、すてきなドラマを見たなと、客観的に見ても思いました」と手応えを語っていた。

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　ドラマは別々の道を歩んだ恋人たちや不慮の災難で死別した親子など、会うことの許されない最愛の人との一度きりの再会を通じ、心を伝え合っていく姿などを描く。毎回、異なる出演者たちが出演する。エンディングでは歌手の平原綾香さんがレストランの専属歌手役で毎回登場し、MISIAさんの「Everything」や、森山直太朗さんの「さくら」、荒井由実さんの「朝陽の中で微笑んで」などの名曲を披露する。

　試写会には、平原さんも出席。ドラマの内容にかけ、「ラストディナーをしたい人」を聞かれ田中さんは、「高峰秀子さんがすごく好きなので、もしかなうならお会いして、お芝居のことたくさん聞きたいですし、しかられたいですね」と語り、平原さんは「天国にいるおじいちゃんと話がしたい。ジャズトランペッターで、本当はもっともっと音楽の表現を聞きたかったんですけど、今は聞けない。もし会えるなら会いたい」と思いを明かした。

　「ラスト・ディナー」は3月9日からBSプレミアムで、毎週土曜午後11時15分～44分に放送。全8回。（毎日新聞デジタル）