放送20周年を迎える人気アニメ「忍たま乱太郎」(NHK)のスペシャル版の試写会が4日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主人公・乱太郎役の高山みなみさんら声優陣が登場。高山さんは「最初から変わらぬメンバー、変わらぬチームワークで続けてきたことが一番だと思います」と20周年を喜んだ。また共演する声優陣について「みなさん大先輩なのですが、年をとるにつれ感覚が同じになって、さらに仲の良さも深まりました。収録中は、アイコンタクトでコミュニケーションがとれる」と、その信頼関係を笑顔で明かした。
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「忍たま乱太郎」は、尼子騒兵衛さんのギャグマンガ「落第忍者乱太郎」が原作。アニメは93年から放送されており、戦国時代の忍術学園を舞台に、一流の忍者を目指す乱太郎やきり丸、しんべヱら生徒たちの奮闘を描いている。
試写会には、きり丸役の田中真弓さんとしんベヱ役の一龍斎貞友さんも出席。印象的だったエピソードを聞かれると、一龍斎さんは「昨年、初めてキャストやスタッフと旅行に行きました。ことのほか楽しかったので、今年もまた行くことになりました」と笑顔を見せた。田中さんは「(10年から毎年行われている)ミュージカル版の忍たま乱太郎をいつか『レ・ミゼラブル』のように映画化できたら」、高山さんは「登場人物の名前の由来になった場所を“聖地巡礼”して、先輩(共演者)たちに役の名前が入ったお守りなどグッズを渡したい」と今後の目標を語っていた。
スペシャルアニメ「忍術学園と謎の女 これは事件だよ~!の段」は、放送開始20周年を記念した長編オリジナルストーリー。乱太郎と伏木蔵がおつかいに行く途中、タソガレドキ忍者に追われケガをしている謎の女を見捨てられず学園に連れて帰ったところ、ドクタケ忍者隊首領・稗田八方斎だったことが判明。忍術学園に身を寄せることになった八方斎は次第に周囲に溶け込み、慕われるようになっていく。しかしその状況に納得できない乱太郎、きり丸、しんベヱの3人組と伏木蔵、「くの一三人組」らが八方斎の様子をうかがい、調査を始め……というストーリー。総合テレビで20日午前10時5分~同50分に放送。(毎日新聞デジタル)
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