羽鳥慎一:フジドラマで俳優デビュー「おそらく最後」

フジテレビ提供
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 フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんが、13日にスタートする連続ドラマ「間違われちゃった男」(フジテレビ系)で俳優デビューすることがわかった。ドラマは、東京の下町・蔵前にあるすし屋「すし政」で繰り広げられる人情味あふれるコメディーで、羽鳥さんは隣の花屋「ハセガワフラワー」の2代目社長・長谷川好吉役で出演する。監督の要求も難なくクリアし、ほとんどNGもなく出番を終えた羽鳥さんは、「ドラマに出るのは初めてです。そしておそらく最後になると思います。とても見られたものではない」と謙遜しつつ、「現場の皆さんのチームワーク、雰囲気は最高で、間違いなく楽しいドラマになると思います」と手応えを語っている。

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 ドラマは昨年末に解散した劇団「東京セレソンデラックス」の舞台「ぴえろ」を下地にしており、作者である宅間孝行さんが連続ドラマ向けに脚本を改めて書き下ろすとともに演出も担当。主演の古田新太さん演じる人情に厚く、涙もろいせいで失敗を繰り返す、さえないコソ泥の沢木裕次郎が盗みに入った「すし政」で失踪したすし屋の板前・テルに人違いされてしまったことをきっかけに展開する人情ドラマを描く。1話ごと1日のストーリーとして展開していく予定で、舞台では描かれなかったエピソードも織り込まれる。古田さんは連続ドラマ初主演となる。

 そのほか、舎弟のヤス役に人気グループ「KAT-TUN」の中丸雄一さん、「すし政」の亡き大将・大友政史の長女で、残された「すし政」を何とか守ろうと奔走する秋子役に戸田菜穂さん、次女の春子役に佐藤めぐみさん、従業員の待場順平役に木村了さん、ハセガワフラワーで働くバイトの碓井幸役に三倉佳奈さんらが出演する。

 羽鳥さん演じる好吉は、「すし政」の面々と同様に沢木のことをテルと勘違いし、10年ぶりに帰ってきたお祝いの花をバイトの幸に届けさせるという役どころ。テルという人物とテルの握るすしに心底ほれきっていて、過去にはスポンサーとしてテルの独立資金を提供しようとしており、プライベートでもテルと仲がよかったという設定で物語に登場する。

 番組の関口大輔プロデューサーは、羽鳥さんの起用理由について「ひそかに役者としての才能があるのではと思っていて、フリーになられたころにいつか役者として出演してほしいと話していた。今回オファーしたところ快諾していただき、念願かなって実現した」と明かし、「羽鳥さんのことを全く知らない人が見たら、アナウンサーではなく役者だと間違われちゃうんじゃないかと思うくらい自然なお芝居をしている。新たな羽鳥さんの魅力を感じてもらえる」と絶賛している。

 ドラマは13日から毎週土曜午後11時10分放送。(毎日新聞デジタル)

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