声優の野沢雅子さんが16日、公開中劇場版アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」のヒットを記念して東京・日本橋の高島屋でトークイベントを行った。主人公・孫悟空役を務めた野沢さんは、公開から16日間の累計で、動員180万人突破という大ヒットに「うれしい。ゴールデンウイークまでやるんで、300万人まで。ぜひ皆さんに見てほしい」と喜び、裏話として、今回脚本などに協力した原作者の鳥山明さんと一緒に試写会に参加したというエピソードを披露し、「(見終わった後)鳥山先生がすぐに『僕が上出来と思うラインをはるかに超えている。面白い』とおっしゃっていた。それぐらい面白い作品」とアピールした。
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また、今作の敵、破壊の神・ビルスとの戦闘シーンについて、野沢さんはビルス役の山寺宏一さんとは別々にレコーディングしたという話も披露。「私が先行で録音して、山寺君とはいろんな作品で一緒にやってますから、お芝居の『こう来るだろう』ってわかっていて、それを頭においてバトルやりました」と振り返り、「鳥山先生も『このバトルは後にも先にも絶対にない、素晴らしい』と言っていたようで」とその出来に胸を張っていた。
イベントでは、ファンのエピソードも紹介。「ブログやツイッターを見せてもらうと、3世代で見てくれている。一番感動したのは60代のおばあさまかな。1人で映画館に行って、昨日までで3回見てくれて、最低6回見に行きたいって(言っている)。ありがたいです」と感謝した。
また、「ドラゴンボール」という作品が多くの人に支持されている理由について、野沢さんは「鳥山先生の世界がホット。悟空は隣にいそうで遠くない存在。それが愛される理由じゃないですかね」と分析し、今後のドラゴンボールについて、「悟空は不滅なので、ドラゴンボールは不滅だと思います」と力強く語り、会場を盛り上げた。(毎日新聞デジタル)
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