TBS:ベトナム国営放送とドラマを共同制作 両国間で初 東山紀之、武井咲らが出演

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 日本とベトナムの国交樹立40周年を記念して、TBSとベトナム国営放送(VTV)がスペシャルドラマ「パートナー」を共同制作することが13日、明らかになった。同日TBSで行われた会見で発表され、東山紀之さんと、ベトナムの俳優ファン・フィン・ドンさんがダブル主演し、武井咲さん、子役の芦田愛菜ちゃん、ベトナムの女優グェン・ラン・フゥンさんが出演することも明らかになった。両国のテレビ局が共同で ドラマを製作するのは今回が初めてで、会見の模様はベトナムにも衛星中継された。

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 ドラマは、現代の日本とベトナムのビジネスや国際結婚、さらに100年前の日本とベトナムの知られざる史実を描くヒューマンドラマ。日本とベトナムの国交樹立40周年にあたる9月21日にちなんで、TBS系とVTVで9月下旬に、両国で同日に放送する予定。

 会見には出演者らが出席し、東山さんは「2国間に美しい友情があったことを知って感動しました。僕らの熱い思いをたくさんの方に見ていただきたい」と力を込め、来日したフィン・ドンさんも「両国の友情関係がもっと深まると期待しています」と笑顔を見せた。東山さんは、現代のビジネスマン・鈴木哲也と実在した100年前の医者・浅羽佐喜太郎の二役を演じ、フィン・ドンさんはベトナムの英雄、ファン・ボイ・チャウを演じる。また武井さんは佐喜太郎の病院で働く大岩あかね、ラン・フゥンさんは哲也の再婚相手のレン、愛菜ちゃんがレンを母親として受け入れられない哲也の娘・さくらを演じる。

 物語は、現代の日本とベトナムで働く哲也は、一人娘のさくらと暮らし、ベトナム人女性のレンとの再婚を控えていた。あるとき、ベトナムの取引先から、ある謎を解き明かせば契約をしようと提案される。その謎の鍵は、100年前、仏からベトナムを独立させようと危険を冒して来日したベトナムの英雄のファン・ボイ・チャウと、彼がおこなった「東遊(ドンズー)運動」を支えた日本の開業医・浅羽佐喜太郎との絆にあった……と展開する。(毎日新聞デジタル)

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