松嶋菜々子:大沢たかおとカンヌ映画祭に初参加 大拍手に感動

「第66回カンヌ国際映画祭」のレッドカーペットに登場した(左から)大沢たかおさん、松嶋菜々子さん、三池崇史監督 (C)若山和子
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「第66回カンヌ国際映画祭」のレッドカーペットに登場した(左から)大沢たかおさん、松嶋菜々子さん、三池崇史監督 (C)若山和子

 フランス・カンヌで開催中の「第66回カンヌ国際映画祭」に初参加している女優の松嶋菜々子さん、俳優の大沢たかおさんが21日(現地時間20日)、コンペティション部門に出品されている映画「藁の楯 わらのたて」(三池崇史監督)の公式上映に登場。上映後には会場からは盛大な拍手が湧き、約5分にわたってスタンディングオベーションが続き、松嶋さんは「とても感動しました」としみじみ、大沢さんも「自分がふわふわしていて、わからないままここに来たという状態」と感無量の様子だった。

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 公式上映に先立ち、「ドルチェ&ガッバーナ」の水色のドレス姿でレッドカーペットを歩いた松嶋さんは「あっという間に終わってしまった印象です」と笑顔を見せ、「三池監督だからこそ、カンヌに連れて来ていただけたと思いますし、とてもラッキーだったと思います」と感謝した。黒のタキシード姿の大沢さんは「映画祭に出ることがうんぬんではないですが、やはりこういうところに呼んでいただけると、これほどドキドキすることはないので、また来られる機会があればいいなと思います」と意欲的に語った。

 20日には公式会見も行われ、三池監督は「自分でも(コンペに選ばれて)本当にびっくりしました。(最高賞の)パルム・ドールはいただけたらもちろんいただきたいと思いますが、自分はなかなかそういうタイプではないかな。こういう場で上映されること自体でもう十分満足しています」とコメント。大沢さんと共演したテレビドラマ「劇的紀行 深夜特急」(テレビ朝日系)の撮影を行った97年以来、16年ぶりに同地を訪れた松嶋さんは「とても奇遇だと感じています。光栄です」と語っていた。

 映画は、木内一裕さんの警察小説が原作で、懸賞金10億円の凶悪殺人犯を移送するSPたちの活躍や苦悩を描くアクションサスペンス。大沢さんは警視庁警備部のSP・銘苅一基(めかり・かずき)、松嶋さんが銘苅のパートナーのSP・白岩篤子を演じており、銘苅に移送される凶悪犯・清丸国秀役で藤原竜也さんが出演している。(毎日新聞デジタル)

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