桜庭ななみ：主演ドラマ「リミット」は撮影も「極限状態」

　女優の桜庭ななみさんが11日、東京都内で行われた主演ドラマ「リミット」（テレビ東京など）の完成披露会見に、元AKB48の増田有華さんらキャストとともに登場。同作は、ある事故で生き残った女子高校生たちが繰り広げるサバイバルを描く衝撃作で、この日役衣装のセーラー服で登場した桜庭さんは、「原作ファンが多くて、主人公を演じるのはプレッシャーだったんですけど、なんとか撮影を終えることができました」とにっこり。撮影は、山の中や洞窟の中などで行われたといい、「気温が低かったり、虫がいたりして、大変でした。（演じるシーンでも）厳しいシーンが多くて極限状態でした」としみじみと振り返っていた。

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　ドラマは、「ライフ」などで知られるすえのぶさんの人気マンガが原作で、09～11年に少女マンガ誌「別冊フレンド」（講談社）で連載された。主人公の今野水希（桜庭さん）は、なにごとも要領よくこなし、クラスの中心グループにいたが、ある日、クラスの交流キャンプに出かける途中でバスが山中の崖から転落してしまう。多くの生徒が死亡し、生き残った生徒は5人の女子だけ。救助も来ない極限状態の中、サバイバルが始まるが、次第にこれまで押し隠されてきたそれぞれの感情がむき出しになっていき……というストーリー。

　会見には、土屋太鳳さん、鈴木勝大さん、工藤綾乃さん、山下リオさんも登場。主人公のクラスメートの薄井千影役を演じた増田さんは、「おとなしい役ということで、始まる前から“リミット”を感じていた」とユーモアたっぷりに話しつつ、「私も自分に自信がない時期があった。普段は全然ちがう性格だけど、共感するところはたくさんある」と役との共通点を語っていた。ドラマ「リミット」は12日スタートで、毎週金曜深夜0時12分～0時52分の「ドラマ24」枠で放送。（毎日新聞デジタル）