東京パフォーマンスドール:17年ぶり復活公演 ダンスサミットも復活

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 女優の篠原涼子さんらを輩出したガールズグループで、17年ぶりにメンバーを一新して復活した「東京パフォーマンスドール(TPD)」が15日、東京都内でデビュー公演「PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ ワンバイゼロ)」を開催。演劇とライブが融合した公演では、「ダイヤモンドは傷つかない」など初代TPDのヒット曲のアレンジし直した楽曲をはじめ、新生TPD初のオリジナル曲「DREAMIN’」などを力強いダンスパフォーマンスとともに披露。ノンストップで歌とダンスを繰り広げるライブ「ダンスサミット」も復活した。

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 公演前に公開リハーサルを終え取材に応じたリーダーの高嶋菜七さん(16)は「今日のために1カ月前からけいこを積んできました。ダンス経験者は多いんですが、演技は初心者ばかりですごく不安でしたが、頑張って練習してきた成果が見せられたらと思ってやってきました」と意気込んだ。初代TPDリーダーの木原さとみさんも祝福に駆けつけ、約17年ぶりの“復活公演”に「ドキドキ感やワクワク感がよみがえってきました。みんなが楽しそうにやってるのがいい。(TPDの活動は)とてもいい思い出、宝物になっているので、今を頑張って、もっともっと東京パフォーマンスドールの名前を広めていって」とエールを送った。

 篠原さん、穴井夕子さん、市井由理さんらを輩出したTPDは1990年にデビューし、東京・原宿のライブハウス「ルイード」を本拠地に「ダンスサミット」を毎週行うなど、プロのパフォーマンス集団として活動。武道館ライブや横浜アリーナ公演も成功させるなど人気を博したが、96年に活動を休止した。“新生TPD”のメンバーは、高嶋さん、美波沙南さん(14)、小林晏夕さん(14)、上西星来さん(17)、浜崎香帆さん(16)、神宮沙紀さん(14)、橘二葉さん(14)、脇あかりさん(15)、櫻井紗季さん(16)、飯田桜子さん(15)の10人。全国8800人から選ばれた平均年齢15歳の新人ガールズグループだ。

 「PLAY×LIVE『1×0』」は、演劇とライブが融合し、歌・ダンス・芝居で構成されたパフォーマンス公演で、演劇パートと「ダンスサミット」パートで構成。第一線で活躍する各界のクリエーターが演出やダンスアレンジなどで全面的にバックアップしたステージにはプロジェクションマッピングなどの手法も取り入れられた。メンバーは初代TPDの楽曲をリアレンジした5曲と新曲「DREAMIN’」のほか、公演のための書き下ろし曲「Lost without you」も披露。5着の早着替えにも挑戦した。

 「PLAY×LIVE『1×0』」は、2014年6月まで約1年にわたって公演を実施。CDデビューは未定だが、TPDメンバーが出演するレギュラー番組が10月から開始予定。(毎日新聞デジタル)

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