宮崎駿監督:引退「今回は本気です」と笑顔

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 公開中の映画「風立ちぬ」をもって長編映画の製作から引退することを明らかにしていたスタジオジブリの宮崎駿監督の引退会見が6日、東京都内で行われ、宮崎監督自らの言葉で「僕は何度もやめるといって騒ぎを起こしてきた人間ですので、どうせまたと思われているかもしれませんが、今回は本気です」と笑顔で言い切った。

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 宮崎監督は、1941年生まれ。63年にアニメ制作会社の東映動画に入社。いくつかの制作会社を経た後、「ルパン三世 カリオストロの城」(79年)で初めて劇場版アニメの監督を務めた。85年にスタジオジブリを設立。「天空の城ラピュタ」(86年)、「となりのトトロ」(88年)、「もののけ姫」(97年)など数々のヒット作を手がけ、2001年の「千と千尋の神隠し」は、興行収入も国内歴代最高を記録した。

 「崖の上のポニョ」(08年)以来5年ぶりの監督作品となった「風立ちぬ」で、宮崎監督は、初めて自分の映画で涙を流したことを告白。鈴木敏夫プロデューサーも同作品を「宮崎監督の遺言」と発言するなど話題を集めていた。1日、スタジオジブリの星野康二社長が「第70回ベネチア国際映画祭」の会見で、宮崎監督の引退を発表した。

 会見には同社の鈴木プロデューサー、星野社長も同席した。 (毎日新聞デジタル)

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