女優の田中麗奈さんが、俳優の大森南朋さん主演のWOWOWの連続ドラマW「LINK」で、ヒロイン役を演じている。田中さんは、大森さん演じるボディーガードの寺原の後輩で信用金庫に務める会社員・石川亜紀役。収録中に取材に応じた田中さんは、役柄との共通点を「いっぱいあるような気がする。好奇心は強い方ですね」といい、「いろんな人とつながりたいですね。全然違う環境の人と出会って、人とのつながりの面白さを感じてほしい」と、ドラマの魅力をアピールした。ドラマにちなんで、最高のつながり?でもある結婚についてもコメントした。(毎日新聞デジタル)
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「LINK」は完全オリジナルストーリーで全5話。大森さん演じる元警察官で民間警備会社勤務の寺原が、大物政治家・松岡(武田鉄矢さん)の警護に就く。一方、地方検察庁に飛ばされていた検事・聡子(黒木瞳さん)は、辞令を受けて古巣・東京地検特捜部に帰任。そんな中、ある事件をきっかけに、寺原、松岡、聡子、そして信用金庫に勤める亜紀(田中さん)につながりが生じ……という展開で、物語が次々と連鎖し、やがてスケールの大きな群像劇へと発展していくヒューマンミステリー。玉山鉄二さん、ミムラさん、お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さん、綾野剛さんらも出演している。
ドラマについて、田中さんは「自分のパートは分かってても、群像劇でどこにリンクするのか、理解するのに時間がかかりました」といい、自身が演じる亜紀については「一見ノーマルだけれど、よく見ると、なんでこんなことするのか、ちょっと面白いな」と興味を持った様子。「事件を調べるのも一人で、常に緊張感と隣り合わせでハラハラドキドキ、温度も常に高いです」と印象を語った。
ドラマは、映画「白夜行」や「神様のカルテ」で知られる深川栄洋監督がメガホンをとり、深川監督とは2012年の映画「ガール」に続いてのタッグとなる篠崎絵里子さんがオリジナルで脚本を書き上げた。深川監督の演技指導については「『亜紀さんは、ずっと高いエネルギーで演じてもらうことになる。僕がブレーキをかけますから』と言ってもらった。エンジン振り切っちゃってくださいって。それが聞けてうれしかった」と振り返り、「とても頼りになる監督です。安心感がありました。冒険しちゃおうと思った」と語った。具体的には、「アドリブがすごい。カットがかからないので、自由が利くお芝居の場所は久々だった」と、充実の撮影だったことを明かした。
ドラマにちなんで、人とのつながりについて聞くと、田中さんは「昔に比べて、出会いに積極的になりましたね。共演者の方々とお食事とか、割と自分からします」と話した。「壁を作っている人とかには寄っていきたくなる。その人の世界の中でお話ししてみたくなる、その人の色に寄り添ってみる。絶対違う人って、知りたくなりますね」とヒロインさながら好奇心旺盛な様子。「無性に人とつながりたいんですよね」という田中さんに、人生の“最高のつながり”として結婚について聞くと、「無理やりですよね!」とむちゃぶりを突っ込みながらも、「お年ごろですから、(結婚を)イメージしますよね。いいなと思いますよ」と笑顔。そして実現は「お年ごろだから、何が起こるか分からないですね」とちゃめっけたっぷりに語った。
連続ドラマW「LINK」は6日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全5回、初回は無料放送される。また、スピンオフドラマ「LINK~ふがいない僕の格言日記~」も同局の無料動画サイト「W流」で配信される。
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