埼玉県ゆかりのアニメ作品などを展示するアニメイベント「アニメ・マンガまつり in 埼玉(アニ玉祭)」(県主催)が19日、さいたま市の大宮ソニックシティで開かれた。KADOKAWAなど約35の企業に加え、各自治体や商工会、実行委員会などが参加し、県内を舞台にしたアニメ作品やステージイベント、アニメの上映、シンポジウムなどの催しがあり、一般のアニメファンやアニメの町おこしに注目する関係者、コスプレーヤーらが来場し、会場はにぎわいを見せた。
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10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
埼玉県は、全国的に人気のある史跡・名勝などの観光資源に乏しいことから、早くからアニメなどを活用した観光に注目、さまざまなアニメの舞台のモデルとなったこともあり、アニメによる観光促進を目的に今回のイベントを実施。会場となった「ソニックシティ」にちなみ、ニトロプラスの人気キャラクター「すーぱーそに子」を公式イメージガールとして起用した。
会場には、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」(秩父市)や「らき☆すた」(久喜市)、「神様はじめました」(川越市)、「ヤマノススメ」(飯能市)など県内を舞台にした作品のブースも設けられ、グッズの販売や聖地巡礼のマップを配布してアピールした。
19日は、「らき☆すた」の町おこしで有名になった久喜市の鷲宮商工会の手による女装・男装のコスプレコンテストも開かれ、ダンスあり演歌あり漫談ありのユニークなパフォーマンスが次々と披露され、観客からは次々と拍手が送られた。また、アニメファンがモデルとなった町を訪れる「聖地巡礼」現象についての公開座談会も開かれ、アニメを活用した観光・地域振興を実施した各商工会の担当者が町おこしの経緯や苦労話などの体験談を語った。
「アニ玉祭」は20日まで開かれ、2日間で約6万人の来場者を見込んでいる。入場無料。一部イベントは有料。(毎日新聞デジタル)
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