紅白歌合戦:モー娘。6年ぶりの出場なるか? アイドル出場枠をめぐってバトル

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 昨年は、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)の出場が話題となったNHK紅白歌合戦。今年は出場者の発表を前に、“再ブレーク”を果たした「モーニング娘。」が6年ぶりの出場を目指してアピールするなど、“アイドル戦国時代”とも言われる中、出場枠をめぐって水面下で熱い戦いが繰り広げられている。紅白出場の“有力候補”と目される女性アイドルグループに注目した。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 ◇モー娘。は再ブレークで“倍返し”宣言

 モーニング娘。は1998年に紅白に初出場し、2007年まで10年連続で出場したキャリアがあるが、以降は大舞台から遠ざかっている。03年に加入したリーダーの道重さゆみさんを除く現在のメンバーは、11年以降に加入したこともあり、道重さん以外は出場経験がない。そんな中、出場者候補として名前が挙がっているのは、今年の快進撃があったからだ。

 モーニング娘。は54枚目のシングル「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」がオリコンシングル週間ランキングで首位を獲得し、11年ぶりにシングル3作連続首位を達成。近年、世界的に流行しているEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を取り入れた楽曲に合わせて、激しく踊るフォーメーションダンスなどパフォーマンスも人気となり、再ブレークを果たした。道重さんは「ここからのモーニング娘。の巻き返しは“倍返し”でいきたい」「年末の仕事を充実できたら」とさらなる躍進と紅白出場に意欲をみせており、今年の紅白出場候補としてもっとも注目を集めているといえるだろう。

 ◇「あまちゃん」ブームでベイビーレイズも!?

 今年の紅白は、人気となった連続テレビ小説「あまちゃん」の能年玲奈さんや小泉今日子さんらキャストや音楽を手がけた大友良英さんが集まるコーナーを望む声も多い。そんな中、紅白出場候補として急上昇したのが、出演者とともに挿入歌「暦の上ではディセンバー」を歌ったことで注目を集めたアイドルグループ「ベイビーレイズ」だ。ベイビーレイズは“乗り込み乗っ取り”をコンセプトに活動中の5人組で、ももクロなど人気アイドルグループのライブ会場周辺でチラシを配るなどファンの“乗っ取り活動”を行いながら、アイドル戦国時代の“下克上”を目指している。モーニング娘。と比較すると知名度はないが、「あまちゃん」ブームに乗れば、初出場も夢ではないかもしれない。

 ◇SKEに続け! NMBやHKTの躍進

 昨年の紅白は、「AKB48」の姉妹グループで、名古屋を拠点に活動する「SKE48」が単独初出場したことも話題になった。今年は、福岡を拠点に活動する「HKT48」の2枚目のシングル「メロンジュース」がオリコン週間シングルランキングで首位を獲得するなど躍進を遂げたのに加え、大阪を拠点に活動する「NMB48」も8枚目のシングル「カモネギックス」で同ランキングで4作連続の首位に輝くなど実績を残していることから、AKB48の姉妹グループが続々と単独出場することも考えられる。

 例年、紅白の出場者が発表されるのは11月下旬。女性アイドルグループの出場枠をめぐる戦いが注目される。

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