成宮寛貴:及川光博と新旧“相棒”が共演「NG勉強になった」

劇場版第3弾「相棒−劇場版3−」の製作報告会見に登場した(左から)水谷豊さん、成宮寛貴さん、石坂浩二さん、及川光博さん
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劇場版第3弾「相棒−劇場版3−」の製作報告会見に登場した(左から)水谷豊さん、成宮寛貴さん、石坂浩二さん、及川光博さん

 人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の劇場版第3作「相棒−劇場版3−」(和泉聖治監督、2014年GW公開予定)の製作報告会見が12日、東京都内で行われ、杉下右京警部役の水谷豊さんをはじめ、右京の相棒・甲斐享役の成宮寛貴さん、先代の相棒・神戸尊役の及川光博さんらキャストが勢ぞろい。劇中で右京とともに先輩“相棒”と共演した成宮さんは「いやあ光栄でした。特命係でこうやって会えるのはうれしかったですね。NGのリカバーがすごく上手で勉強になった」と笑顔で振り返っていた。

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 ひさびさの「相棒」出演となる及川さんは「特命係のセットに入ったときには部室に帰ってきたみたいでした。懐かしくもあり楽しくもあり」と振り返り、「違和感はなかった。あるとすれば、神戸君の車の色が変わっていた。給料が良くなったんじゃないかな」と笑わせた。水谷さんは「神戸君は警察やめてなくて良かったなと思いましたね」と笑わせつつ、「冒頭の3人のシーンは楽しかった」とにっこり。及川さんは「あのシーンはすごく長かった。緊張もあって“なりひろ”(成宮さん)とお芝居楽しむゆとりがなかったのが正直なところ」と苦笑しながら、成宮さんが「NGのリカバーがすごく上手。勉強になった」と明かすと、「NGの出し方にもこつがあるんだよ」と“先輩風”を吹かせて笑わせていた。

 ドラマでは“相棒”として2シーズン目を迎えた成宮さんだが、「やっと慣れてきたところで初めての『相棒』の映画。ドラマの時もスケールが大きい作品ばかりなんですが、映画に入ってみて、こんな展開があるんだと感じました」とコメント。水谷さんも「2002年にレギュラーシリーズが始まって、『いつか映画に』と監督と話していたんですが、それを思うと、1本目は寺脇の時でしたが『夢がかなった』と思った。及川みっちゃんになって2本目ができてまた夢がかなった。そして、“なりひろ”に代わって3本目ができた。入る前から感無量でして、あとはいい映画になっていることを祈るばかりです」としみじみと語っていた。

 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。2000年6月に単発ドラマとして登場し、02年10月から連続ドラマ化、08年には映画化されており、相棒は寺脇康文さん、及川さんに続き、昨年10月の「シーズン11」から成宮さんが3代目を務めている。

 今作は、絶海の孤島を舞台に、右京と享が難事件解決に挑む。約1カ月におよぶ沖縄での大規模ロケが行われ、特命係の2人がスーツ姿でジャングルの中の川を駆け抜け、四輪駆動車やクルーザー、ヘリコプターにも乗り込むなど、これまでにないスケール感の作品になるといい、特命係を離れ警察庁へと移った尊役の及川さんや、享の父で警察庁次長・甲斐峯秋役の石坂浩二さん、伊原剛志さん、釈由美子さん、宅麻伸さんらも出演する。2014年4月26日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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