バンダイナムコゲームスは12日、全世界で累計出荷数1600万本を突破する人気RPG「テイルズ オブ」シリーズの最新作となるPS3向けソフト「テイルズ オブ ゼスティリア」の制作を発表した。同シリーズが2015年に発売20周年を迎えるのを記念したタイトルで全世界向けに発売する。発売時期は未定。
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「テイルズ オブ」シリーズは、1995年に第1弾「テイルズ オブ ファンタジア」がスーパーファミコン向けに発売されて以来、数々の作品や派生タイトルが登場し、小説、マンガ、アニメ化などもされている人気シリーズだ。最新作は、同シリーズの20周年記念タイトルで、キャラクターデザインはイラストレーターのいのまたむつみさん、藤島康介さん、奥村大悟さん、岩本稔さんが手がけ、アニメーション制作は「ufotable(ユーフォーテーブル)」が担当することも発表された。
最新作「ゼスティリア」は、ハイランド王国とローランス帝国という二つの強国が支配権を争う大陸「グリーンウッド」が舞台。“天族”と呼ばれる神秘の存在が語られる大陸で、主人公の少年・スレイや女性騎士のアリーシャらが冒険を繰り広げ、「ゼスティリア(Zestiria)」の語源となる「Zest(情熱・熱意)」をテーマに壮大なストーリーが展開。物語の象徴となる重要な存在として「ドラゴン」も登場するという。フィールド表現はこれまでとは異なり、起伏に富んだ表現へと変更され、バトルもさらに進化させる。また、声優も発表され、スレイを木村良平さん、アリーシャを茅野愛衣さんが演じることも発表された。
馬場英雄プロデューサーは同日行われた発表会で「『ゼスティリア』というタイトルには、ゼスト、つまり情熱、熱意を物語の中でみなさんにお伝えしたいという思いを込めた。何かを成し遂げるときに必要な熱意を伝えたい」と説明。「20周年記念タイトルということで原点回帰。(最新作も)豊かな物語の中にみなさんに何か考えていただけるきっかけになるものを、ゼスティリアという言葉に込めて一生懸命作っています」と語った。(毎日新聞デジタル)
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