X21：「アイドルという表現方法見つけた」　吉本実憂　井頭愛海　若山あやのがCDデビュー語る

　女優の米倉涼子さんや剛力彩芽さんらが所属する芸能事務所「オスカープロモーション」の若手ガールズユニット「X（エックス）21」が デビューシングル「明日への卒業」を19日リリースした。発売を前にした思いを選抜メンバー12人から3人ずつ紹介してきたインタビューも今回が最終回。吉本実憂さん、井頭愛海さん、若山あやのさんの3人がアイドルの自覚やプライベートなどについて明かした。

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　X21は、同事務所が2012年に開催した「第13回全日本国民的美少女コンテスト」（現在第14回の応募受付中）の出場者から選ばれた小・中・高校生21人で結成されたガールズユニット。同コンテストでグランプリに輝いた吉本さんと小澤奈々花さんがそれぞれリーダーと副リーダーを務めている。

　初のCDデビュー決定時について、若山さんは「はっきり言うとちょっと不安でした。日本全国に情報が流れ、どういうふうに思われるんだろう」と振り返る。デビューは21人全員ではなく、選抜メンバー12人と聞き、吉本さんは「びっくりが2回。選抜と聞いたときは何でだろうと思いました」と戸惑いを見せたが、井頭さんは「分かれちゃうのは嫌だなと不安があったんですが、選抜でみんなの気が引き締まる。自分では納得していた」と受け入れた。吉本さんは「泣いている子がいたけれど私はリーダーとして泣かないようにした。新たな第一歩ですし前を向く。12人でCDデビューするんですが、21人の曲なので、それをたくさんの方に聞いてもらって、いろんな方の頭に残る曲になればいい」と力を込めた。

　美少女コンテストの時は女優志望だったという吉本さんは「はじめアイドルは頭になかったけれど、考え方が変わりました。アイドルという表現方法を見つけた」と笑顔。同じ女優志望の井頭さんも「アイドルをやって世界が広がった。女優さん以外でもこんなに楽しい世界があるんだ」と気づいたという。モデル志望の若山さんも「アイドルには独特のイメージがあったんですが、仲間がいて、踊ったり歌ったりするのがすごく楽しい！」と今ではアイドル一直線だ。

　デビュー曲について、吉本さんは「まだデビューして1年しかたっていないのに出す曲だからこそ、見せられるフレッシュさがある。感謝のメッセージがストレートに込められる」と魅力をアピール。井頭さんは「いつもは激しいダンスなんですけれど、この曲はゆっくりなので、みんなさんにまねしていただければ」といい、若山さんも「手の動きが多いので、コンサートでみなさんと一緒にできる！」と、早くもファンとの交流を楽しみにしている様子だ。

　そんな3人に新曲タイトルにちなんで「卒業」したいと思っていることを聞くと、「いっつもものを忘れちゃったりするんですよ。小さい頃からなので、そろそろ卒業しなきゃ」と、恥ずかしそうな若山さん。井頭さんは「学校が家に近いので、いつも朝ギリギリ。あと5分（の二度寝）が気持ちいいんですよね。朝はいつも起こしてもらって、着替えも20分くらいかけちゃう」と、プライベートの可愛らしい悩みを告白。吉本さんも「私も朝はなかなか布団から出られない」とうなずき、「目が覚めたら、10秒くらいからカウントダウンして、『0になるまでに起きないと怒られる』と考える。意外と効果があるので、これが癖になれば卒業できるよ」と、リーダーらしくアドバイスしていた。

　デビュー シングル「明日への卒業」は、CDとA5判フォトブック付きの初回限定盤が1800円、CDとDVDのセッ トが1800円、CDのみが1200円、イベント会場限定盤が1000円（それぞれ税抜き）。初回限定封入特典として、メンバーソロ生写真がランダムで封入されている。

　＜プロフィル＞

　吉本実憂（よしもと・みゆ）　福岡県出身の17歳。グループのリーダーで天然おやじキャラ。女優としてNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」（栄姫役）に出演が決定している。

　井頭愛海（いがしら・まなみ）　大阪府出身の12歳。通称「いがっちゃん」。メンバー最年少の小動物キャラで可愛がられている。

　若山あやの（わかやま・あやの）　オーストラリア出身の16歳。バイリンガルで「Cancam」にモデルとして登場経験あり。