アニメジャパン:来場者数は2日間で11万人 前身のTAF、ACE上回る

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 東京都の青少年健全育成条例改正をめぐり分裂した「東京国際アニメフェア(TAF)」と「アニメコンテンツエキスポ(ACE)」が4年ぶりに再合流したアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン) 2014」の来場者数が2日間(22~23日)で約11万1000人だったことが明らかになった。目標の10万人を上回ったほか、昨年に開催されたTAFの約10万6000人(4日間)、ACEの約7万人(2日間)をいずれも上回った。

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 アニメジャパンは、KADOKAWAなどの19社と日本動画協会で結成された実行委員会が主催した。アニプレックスやバンダイナムコグループもブースを構えるなど143の企業・団体が参加し、4月放送の最新アニメをアピール。また茨城県や富山県南砺(なんと)市などの自治体も出展した。来場者の内訳は初日が約5万9630人、最終日は約5万1620人だった。

 2010年12月に過激な性的描写のあるマンガの販売規制を強化する東京都の青少年健全育成条例改正案が可決されたことを受け、出版社や、主要アニメ関連企業が「表現の自由を侵害する恐れがある」として都などが主催するTAFをボイコットして開かれたのがACEだった。11年は東日本大震災の影響で中止になり、12、13年は分裂状態が継続したまま二つのイベントが開催された。

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