マッサン:泉ピン子らキャスト発表 堤真一、相武紗季、早見あかりが朝ドラ初出演

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 朝ドラ史上初の外国人ヒロインとして注目を集める9月スタートのNHK連続テレビ小説「マッサン」の会見が16日、大阪市内のNHK大阪放送局で行われ、主な出演者が発表された。俳優の玉山鉄二さん演じる「マッサン」こと亀山政春の両親を泉ピン子さん、前田吟さんが演じるほか、俳優の堤真一さん、女優の相武紗季さん、西田尚美さん、アイドルグループ「ももいろクローバー」元メンバーの早見あかりさんらが朝ドラに初出演する。

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 「マッサン」は、日本のウイスキーの誕生を支えた竹鶴政孝とその妻の英国人妻・リタをモデルにした奮闘記。玉山さんと米女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんが主役の政春・エリー夫婦を演じる。「マッサン」とは、難しい日本語と格闘したヒロインが愛情を込めて呼んだ夫の愛称で、夢に生きる不器用な日本男児と大阪弁を話す気品あふれる英国人妻という凸凹夫婦の人情喜劇を、映画「パッチギ!」や「フラガール」などで知られる羽原大介さんの脚本で描き出す。

 マッサンの母・早苗を泉さん、父・政志さんを前田さん、姉・岡崎千加子を西田さん、妹・すみれを早見さん、亀山家の番頭・島爺を高橋元太郎さんが演じるほか、マッサンの職場となる大阪・住吉酒造の田中大作社長に西川きよしさん、大作の娘に相武さん、妻に夏樹陽子さん、住吉酒造専務に白井晃さん、事務員に江口のりこさん、エリーの生涯の友人に濱田まりさん、食堂店主に及川いぞうさんをキャスティングした。堤さんはマッサンにとって師となり、生涯のライバルとなる大阪・船場の鴨居商店大将役を演じる。音楽は映画「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した富貴晴美さんが担当する。

 会見には、玉山さん、フォックスさんをはじめ、キャスト陣が登場。泉さんは「『ごちそうさん』の緑子(小じゅうとを演じたキムラ緑子さん)のポジションなんじゃないかと思っておりますので。まあ、番組を当てるためには、シャーロットに『あなたに厳しく当たらないと、この番組は当たらない』と言ったから」と宣言。フォックスさんに向かって「アイムソーリーね、当たるけど、これは台本だから」と話しかけた。

 フォックスさんは「まだドラマが始まってもないのに、もう泣きそうなんです」と率直な思いを明かし、「でも今、共演者の方々に囲まれて、すごく母国にいるような気がします」とコメント。玉山さんは、「今回の撮影では、妻のエリーが本当に大変な現場になると思います。少しでも自分が先頭を切って、彼女を支えていけたらいいなと思っています」と早くも“夫”ぶりを発揮していた。放送は9月29日~2015年3月28日で、全150回。

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