アニメ質問状:「魔法科高校の劣等生」 今回は横浜騒乱編まで放送!

(c)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
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(c)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、佐島勤さんのライトノベルが原作のアニメ「魔法科高校の劣等生」です。アニプレックスの柏田真一郎プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 「魔法」という先天的能力を持った通称「魔法技能士」が国の力と見なされるようになり、数十年たった2095年。魔法技能士を養成する魔法科大学付属第一高校にある兄妹が入学した。優等生の妹、司波深雪と劣等生の兄、司波達也。平穏な学生生活を望む2人だったが、この兄妹が入学した時から、波乱の日々が始まることになる……という内容です。

 本作品の魅力は、個性的かつ緻密に考えられたキャラクター描写や、物理学に基づいたリアル志向の魔法設定、近未来の高度な世界観などなど、たくさんありますが、個人的に挙げたい魅力は、達也と深雪の2人が見せる兄弟愛と、達也の天下無双っぷりです。密度の濃い画面構成、よく動くキャラクターたちにも目を奪われましたが、気がついたら、ただならぬ関係を見せつける達也と深雪と、服部を瞬殺してしまう達也の強さに思わずニヤニヤしていました。

 −−アニメにするときに心がけたことは?

 原作の面白さを損なわず、かつテンポの良い映像作り!を実現することが、今回の個人的なコンセプトでした。小野学監督と熊澤祐嗣副監督そして、マッドハウス撮影部の方々の尽力で、見た目の説得力を持たせつつ、かつ、その説明を最小限に抑えた「魔法科高校の劣等生」ならではの魔法表現が完成しつつあることを実感しております。

 監督はこれからも「魔法」を演出する上で、数多くの難題にぶち当たるかと思いますが、素晴らしい画が見られることを期待しています。残念ですが、この案件に関しては、自分は役に立てなさそうです。

 −−今後の見どころを教えてください

 26日現在、第3話の放送を終えて、入学編もそろそろ折り返しといった状況ですが、今回のテレビアニメでは、九校戦編に加え、横浜騒乱編までを放送します! 先ほど、この場を借りて発表してほしいという話を、弊社の宣伝担当から聞いて、あわてて入れ込みました。ファンの皆さまにも楽しみにしていただけるとうれしいなあ~と思いつつ書いています。

 さて、本題の九校戦編の見どころです。現状敵なしの中村悠一さん演じる司波達也の前に、ついに松岡禎丞さん演じる第三高校のエース・一条将輝というライバルが現れます。先日アフレコを行いましたが、とある黒の剣士とはまた一味違った、プリンス風味の格好良い演技を披露してくれました。今後の2人の絡みには要注目です。

 また、横浜騒乱編では、海外からの陰謀に巻き込まれた魔法科高校の生徒たちが、命がけの戦いを繰り広げます。達也はもちろんですが、達也以外のキャラクターたちが奮闘する姿も大きな見どころになってくると思います。こちらのお披露目はまだまだ先になりそうですが、楽しみにしてください!

 −−ファンへ一言お願いします

 今後、話が進むにつれ、更に多くのキャラクターや組織、魔法などなどが登場します! 一方、第1話で達也が連呼していた数字付き(ナンバーズ)や第3話であずさが話していたフォア・リーブス・テクノロジーなどの詳細も明らかになっていきます。見ごたえのあるアクションシーンも増えていくと思います。

 達也の強さもこれからが本番です!!!!!!!!!!!!!

 これまでは、単なるウオーミングアップに過ぎません!!!!!!!!!!!!

 ……といった感じで、今後も見どころ満載のアニメ「魔法科高校の劣等生」。引き続き楽しんでもらえますと大変うれしいです。なにとぞよろしくお願いいたします。

アニプレックス企画制作グループ企画制作1部 柏田真一郎

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