林遣都:ケツメイシの恋愛曲で「幸せかみ締める」 夏フェスMCに挑戦

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 俳優の林遣都さんが、WOWOWで8月に生放送される国内最大級の夏のロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で、現地の盛り上がりを紹介する番組のゲストMCを担当する。出演アーティストでは「ケツメイシ」に注目しているという林さんは、好きな曲を聞かれると「ケツメイシさんって恋愛系の曲が多いので……。『あいつあの曲を(自分に)置き換えてるんだって思われちゃいそうですけど……」と照れ笑いしながらも、「本当に恋愛で忘れられないのは(2011年1月に発売された)『君とつくる未来』。幸せをよりかみ締めることができる曲ですよね。恋人だけじゃなくて家族とか、これからの未来の希望とかを感じさせてくれる。生で聴いたらより浸れるんじゃないかな」と思いをはせていた。

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 ◇初MCに緊張も「楽しみたい」

 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」は2000年にスタートし、昨年は3日間で過去最多の延べ17万7000人を動員した。今回は15年目を記念して、8月2、3、9、10の4日間、2週にわたって国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)で開催され、200組を超えるアーティストが出演する。WOWOWでは会場の特設スタジオからアーティストのパフォーマンスやインタビューなどを織り交ぜてフェスの熱気を生放送。林さんは8月2、3の両日の番組MCを務める予定だ。

 今回が初のMC挑戦という林さんは「初めてなので不安しかないですけど、手を抜く瞬間はないと思うし、常に必死だと思うので温かい目で見てほしい」と緊張感を漂わせながらも、「こういうお仕事は二度とないかもしれない。この2日間はかなり貴重だし、楽しまないと後悔すると思うので、できるだけの予習をして、アーティストの方に敬意を持って(MCを)務めたい」と意気込みを語る。

 ◇注目は山崎まさよし、PUFFY、秦基博…

 林さんは、番組では出演アーティストへのインタビューもするが、「その場その場で聞きたいこと、思いついたことを勇気を出して聞きたい。いろんな個性のある方がいると思うので、圧倒されて緊張して後悔しないようにしたい」と抱負を語った。どのアーティストと話をしたいかを聞くと、「『moumoon』さんに『好きです』と言いたいです。歌とか声とか好きなので……」と照れ笑いで明かした。

 同フェスには今年も多数のアーティストが出演する。林さんは「山崎まさよしさんとかPUFFYさんとか楽しみですね。知らないバンドも意外と多かったので、自分の中で新しいバンドが聴けるのも楽しみ。あとは秦基博さん。歌唱力も圧倒的なので本物を見たい。一番楽しみですね」と期待していた。さらに、「ケツメイシ」の名前も挙げて、「もうずっと聴いていますね。人生何度か救ってもらったくらい。何を歌うのか気になりますよね」と期待に胸をふくらませていた。

 ◇人生やり直せるならバンドを

 「音楽は好きです。歌も好きですし、車に乗るときは基本的に音楽はかけてますね」という林さん。中学3年生の時に文化祭で「目立ってやろう」とボーカルとしてバンドを組んだり、高校時代に仲間と軽音部に入ってバンド活動をしたりしたこともあったという。現在はプロのドラマーだという当時の友人の影響もあって「今もバンドの曲が好きで、峯田和伸さん、ゴイステ(GOING STEADY)、銀杏BOYZは、もうカリスマですね。バンドでコピーもしました」と振り返る。

 林さんは「たまに役者業に悩んだときに思うんです。人生をやり直せるならバンドをやってみたかったって」と秘めた思いも明かす。「ライブは本当に気持ちよさそうだし、大変だとは思いますけど、いいな、うらやましいなって思います」と語りながらも、「ライブをやれる映画とかドラマとか、いつでもやりたいですね」と役者の顔で夢を語った。

 <プロフィル>

 はやし・けんと 1990年12月6日生まれ。滋賀県出身。2007年公開の映画「バッテリー」で主演デビュー。同作で「第31回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞するなど、新人賞を次々と受賞。映画、ドラマなど出演多数。今年は主演ドラマ「銀二貫」(NHK)で時代劇にも初挑戦した。

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