神木隆之介:21歳の目標は「賞をとりたい」  先輩・福山雅治を尊敬

連続ドラマ「東野圭吾『変身』」への思いを語った神木隆之介さん
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連続ドラマ「東野圭吾『変身』」への思いを語った神木隆之介さん

 俳優の神木隆之介さん(21)主演のWOWOWの連続ドラマW「東野圭吾『変身』」が27日からスタートする。子役時代、キュートな笑顔で人気を集めた神木さんも、5月19日に21歳になった。最近では、主演映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)が「第36回日本アカデミー賞」の作品賞など3冠を獲得するなど、第一線で活躍を続ける神木さんは「やりたいことの一番は芝居。それは揺るぎないです」と俳優業への思いを告白する。影響を受けた人物に、同じ事務所に所属する歌手で俳優の福山雅治さんを挙げた神木さんに、今後の目標や俳優業について聞いた。

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 ◇東野作品が「すごく好き」

 ドラマは、人気作家の東野さんの125万部を超える医療サスペンス「変身」(講談社文庫)が原作。画家を夢見て地道に生きてきた純一(神木さん)は、ある事件に巻き込まれ、世界初の生体間脳移植手術を受ける。しかし、手術をきっかけに聴覚が過敏になるなど、自分が変わろうとしていることに気付き恐怖に襲われる。一方、恋人の恵(二階堂ふみさん)は純一に昔の姿に戻ってほしいと願い、手術に秘められた謎を追おうとする……というストーリー。主題歌は、シンガー・ソングライターの高橋優さんの「おやすみ」。2005年には玉木宏さん、蒼井優さん出演で映画化もされた。

 もともと東野作品の大ファンだという神木さんだが、小説を読むことと演じるのでは「全然違った」といい、「自分がこれをやらなければいけないと思うと、読み進めるのが怖かった……」と振り返る。自身が演じる純一については、「手術をする前を“白”、手術後を“黒”とするなら、途中経過の“灰色”がなくてはいけない」と分析し、「灰色をどう表現するかは悩みました」と苦労を明かす。

 ◇目標は「神木って分からない俳優」

 1995年にCMでテレビデビューを果たして以来、さまざまな作品に俳優として出演し、「千と千尋の神隠し」「サマーウォーズ」などの作品に声で出演するなど幅広く活躍する神木さん。プライベートでは、散歩や買い物、友人との食事など、やりたいことがたくさんあるといい、一日を「24時間じゃ足りない!」と思うほど、アクティブに過ごしている。そんな神木さんが、一番やりたいことは俳優業。「毎日まったく違う刺激が来るので、飽きることはありません。すごく楽しい!」と笑顔を見せる。

 高校卒業後、俳優としての自覚が「確実に出てきている」と話す神木さんに、今後の目標を聞くと、「最後まで神木(が演じている)って分からないくらい、役に入っている役者になりたい。あと、賞をとってみたい」と力強く語る。同世代の俳優とは、将来のことなどは話さないという神木さんだが、影響を受けた人は福山さんだといい、「本当に優しい方。器がどこまでも広くて、まっ先に人の気持ちを考える方なのですごく尊敬しています」と話していた。

 最後に、ドラマについて「映画で玉木さんが演じられていましたが、また違った作品になっています。ドキドキしながら、ゾクゾクしながら見られると思うので、楽しみにしていて」とアピールした。ドラマはWOWOWプライムで27日から毎週日曜午後10時放送。全5話で、初回は無料放送。

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