軍師官兵衛:高視聴率の裏に若い世代の支持 岡田ら出演者の熱演も

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演する(左から)家康役の寺尾聰さん、信長役の江口洋介さん、秀吉役の竹中直人さん
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NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演する(左から)家康役の寺尾聰さん、信長役の江口洋介さん、秀吉役の竹中直人さん

 人気グループ「V6」の岡田准一さん主演のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の20日放送の第29回「天下の秘策」の平均視聴率が番組最高となる19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことを受けて、同局の木田幸紀理事は23日の会見で「最近ではあまりないパターンで人気が回復している。10代、30代の若い世代の視聴者の盛り上がりが大きい。岡田さんをはじめ出演者の熱演も大きいし、一つのクライマックスを迎えたことに関心が強いのではないか」と語った。

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 ドラマは、初回(1月5日放送)は平均視聴率18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したものの、5月には一時12%台まで数字を落とした。しかし、6月15日放送の第24回で17.5%(同)を記録するなど、放送開始時の水準に戻り、“V字回復”を果たし、7月20日の放送で初回超えを果たしたことも話題になっている。

 「軍師官兵衛」は、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた黒田官兵衛の生涯を描いている。第29回は、本能寺の変で織田信長(江口洋介さん)の死を知った官兵衛(岡田さん)が、備中(岡山県)の毛利軍との交渉によって“中国大返し”を実現する裏側が描かれた。「軍師官兵衛」は、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。 

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