アニメ質問状:「さばげぶっ!」 妄想の銃撃戦は監督のアイデア モモカたちのゲス度は加速

アニメ「さばげぶっ!」のワンシーン(C)松本ひで吉・講談社/「さばげぶっ!」製作委員会
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アニメ「さばげぶっ!」のワンシーン(C)松本ひで吉・講談社/「さばげぶっ!」製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、サバゲ部(サバイバルゲーム部)の女子高生の学園生活を描いたコメディー「さばげぶっ!」です。バンダイビジュアルの加戸裕子プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 原作はあの「なかよし」連載作ですが、深夜に放送しているテレビアニメです! 頭をからっぽにして楽しめるガールズコメディです! サバゲ部を舞台にした何でもありの女子高ライフを、「ゆるゆり」や「恋愛ラボ」などでもおなじみの太田雅彦監督や、脚本のあおしまたかしさんに描いていただいております! 玄田哲章さんのナレーションボイスにしびれます!

 −−アニメにするときに心がけたことは?

 アニメでは、BB弾でのリアルなサバゲ描写ではなく、キャラクターたちの妄想内として、銃撃戦を実弾で描いています。これは太田さんが企画当初から掲げられていた方針で、映像としての爽快(そうかい)感も格別なものになっているかと思います。特に銃の描写は現場のスタッフさんがこだわって制作してくださっていますので、ぜひご注目ください。

 −−少女マンガが原作ですが、アニメ化の際に工夫したことは?

 元々「なかよし」の読者層以外の方にも届けていこう!と始まったプロジェクトでしたので、とりわけキャラクターデザインに関しては、発注時にそのようにお伝えしておりました。あがってきた工藤昌史さんのイメージラフ、素晴らしかったです! あの肉感や独特の色気が作品の方向性にもはまっていて、原作の松本ひで吉先生にも喜んでいただけました!

 −−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 2年半ほど前から動いていた企画で、もうダメかもということも何度もあったため、ようやく放送にたどりつけたことが何よりうれしいです。大変だったのは、うららのキャパシティーが大きすぎて、回を重ねるごとにどんどんひどい目に遭うのを抑えていくことでしょうか。毎回、笑いの絶えないシナリオ会議でした。きっと映像を通して現場の温度感も伝わっているのではないかなと思います。

 −−今後のみどころを教えてください。

 モモカたちのゲス度はこんなものでありません。今後さらに加速します! どうぞあたたかく見守ってやってください。毎回異なるシチュエーションでの銃撃戦やお風呂パートも楽しんでいただければ幸いです。妄想力をお忘れなく!

 −−ファンへ一言お願いします。

 ブルーレイディスクに毎巻収録するOVAは、本編以上の斜め上度ですので、どうぞご期待ください! そしてこの夏は「さばげぶっ!」のイベントもたくさん予定しております。ゲスかわ☆ガールズたちとともに、会場でお待ちしております!

 バンダイビジュアル プロデュース2部 加戸裕子

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