注目アニメ紹介：「Fate／stay night」　聖杯戦争に隠された陰謀とは？

　魔術師（マスター）と使い魔（サーヴァント）が、願いをかなえる聖杯を巡って死闘を繰り広げる「Fate／stay night」が4日深夜から順次スタートする。原作はTYPE−MOON（タイプムーン）のPCゲームで、アニメでは、ヒロインの一人・遠坂凛（とおさか・りん）の物語「Unlimited Blade Works」が描かれる。

ウナギノボリ

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　海と山に囲まれた地方都市「冬木市」では、7人の魔術師が「聖杯」を手にするためにそれぞれ使い魔と契約し、最後の1組となるまで殺し合いを繰り広げる「聖杯戦争」という儀式が行われようとしていた。そして魔術師の名門に育った少女・遠坂凛は、亡き父への思いを胸に「アーチャー（弓兵）」のサーヴァントを召喚し、聖杯戦争に参加する。そして同じ高校に通う少年・衛宮士郎（えみや・しろう）とともに、聖杯戦争に隠された陰謀を打ち砕くべく戦うことになる。

　見どころは、迫力満点の戦闘シーンに加え、それぞれのキャラクターの思惑も描写され、奥の深い世界観とストーリーが楽しめることだ。映像はもちろん、シナリオにも力を入れており、原作ゲームを手掛けた奈須きのこさんが、ゲームでも描かれていない部分を補強し、映像にも反映させている。テレビアニメは、2015年4月からセカンドシーズンが放送されることがすでに発表されている。さらに主人公に思いを寄せる少女・間桐桜（まとう・さくら）の物語「Heaven’s Feel」の劇場版アニメも製作中だ。

　士郎は「黒執事」の杉山紀彰さん、凛は「咲−Saki− 全国編」の植田佳奈さん。制作は「空の境界」や「Fate／Zero」のufotable（ユーフォーテーブル）。TOKYO MX、とちぎテレビほかで放送。なお、0話と1話が、2週連続で1時間枠に拡大して放送される。