「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られるアニメ制作会社「ガイナックス」の劇場版アニメ「蒼きウル」が、2018年に世界同時公開されることが5日、明らかになった。15年春には先行短編の「オーバーチュア版」が世界で配信される予定。同作は1993年に企画が凍結したが、13年に“再始動”が発表され、話題になっていた。
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「蒼きウル」は、「新世紀エヴァンゲリオン」の制作を開始する以前の90年代前半に企画が立ち上がったが、93年に凍結。13年に「東京国際アニメフェア2013」で“再始動”が発表された。同社の劇場版アニメ「王立宇宙軍~オネアミスの翼」のその後の世界が描かれるといい、山賀博之さんが監督、脚本を担当し、「新世紀エヴァンゲリオン」などの貞本義行さんがキャラクターデザインを手がける。
製作は、日本のアニメで主流となっている製作委員会方式ではなく、シンガポールに「Uru in Blue LLP」というLLP(有限責任事業組合。特定の事業を目的とした組織契約による企業組織体)を設立し、世界中から資金と人材を集めるという。
山賀さんは「『蒼きウル』はガイナックスにとっても特別な作品。技術的にも、製作方式についても、既存の形ではなく、世界中の新しい技術を使い、世界中の優れたクリエーターたちと一緒に作製したい」と話している。
詳細は、5日からシンガポールで行われるイベント「Anime Festival Asia 2014」で発表される。
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