℃−ute矢島舞美:ハロプロ新リーダーの決意 新春インタビュー

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 5人組アイドルグループ「℃−ute(キュート)」のリーダー・矢島舞美さんがこのほど、東京都内で取材に応じた。昨年「モーニング娘。’14」を卒業した道重さゆみさんからハロープロジェクト(ハロプロ)のリーダーを引き継いだ矢島さんに、新リーダーとしての決意や今年の抱負、6月に結成10周年を迎える℃−uteへの思いなどを聞いた。

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 ◇新リーダー就任「すごいプレッシャーだった」

 道重さんの「モー娘。」卒業や、「スマイレージ」が「アンジュルム」に改名、また「Berryz工房」が今春に無期限活動停止することを発表するなど、昨年はハロプログループにとって激動の一年となった。矢島さんは「℃−uteとしては、日本武道館にも立てて、たくさんの人への感謝の気持ちがあふれる年だった」と振り返りつつ、「後半は私も追いつけないほどいろんなことがあったけど、これはある意味、ハロプロががらっと変わるチャンスなんだと思った」と明かし、「私もこのタイミングでハロプロのリーダーになったので、今までやってこなかったことだったり、新たなことにどんどんチャレンジしていくハロプロを作っていきたい」と新リーダーとしての意欲をみせた。

 当初は、「ハロプロ次期リーダーに」という声に、「まさかの私って感じで、すごいプレッシャーだった。私に大役が務まるかなって」と不安だったという。そんな中、大役を引き受けた決め手は“ベテラン”としての自覚だった。「Berryz工房が活動休止した後は、℃−uteが一番“お姉さんグループ”になるし、その中でも私が一番年上なので『やらなきゃ!』という気持ちがあった」と当時の心境を明かした。

 さらに、新リーダーに決まった時、「いろんな人がアドバイスくれたり、メンバーたちも『支えるよ』って言ってくれたり、ファンの皆さんも『ついて行くよ』って言ってくれて、そういう言葉があったから頑張ろうと思えた」と周囲の応援に感謝。前リーダーの道重さんからも「『今のままで大丈夫だよ』っていう励ましをいただけました」と温かい言葉を贈られたという。

 “新生ハロプロ”を率いるリーダーとしての“決意”を聞くと、「後輩たちに見られているという意識で、さらに気が引き締まる。後輩たちがまねしても恥をかかないような先輩グループになりたいと思うし、“温かい”中でも、ライバル意識を忘れずに切磋琢磨(せっさたくま)して(グループが)向上していけるハロプロにしていきたい」と熱く語った。

 ◇ファンのおかげで℃−ute10周年

 ℃−uteは今年の6月に10周年を迎える。「ファンの存在が大きかった」とこれまで続けられた理由を語る矢島さん。「『つらいな』や『いつデビューできるんだろう』って思った時期もあったけど、そういう時にいつも浮かんでくるのはファンの皆さん。やめたら悲しむ人がいるかなって、そういう思いで今まで続けてこれた」と振り返り、「支えてくれた人たちの応援があったからだと思うので、感謝の気持ちを皆さんに届けたいし、来てよかったって思ってもらえるライブを続けることが今の目標」と抱負を語った。

 個人的な今年の目標を聞くと、「ハロプロリーダーになったんで、しっかりしたい」と控えめな発言。「家では3人きょうだいの末っ子で、どちらかというと引っ張ってもらっていた側だったけど、ハロプロではお姉さんなのでしっかりしなきゃ」と照れ笑いを浮かべ、「メンバーもリーダーを助けなきゃって感じでみんなが一致団結しているみたいです」と4人に感謝した。

 結成10周年の記念日である6月11日には横浜アリーナでの単独公演が開かれる。これまでハロプロのコンサートで立った思い出の場所で、「夢だった横浜アリーナ公演なので、メンバーみんなで気持ちをそこに向けてます。単独で立てるのは本当にありがたいことだけど、そんなに簡単なことではない」と気を引き締めつつ、「大好きなメンバーと横浜アリーナに立てて、℃−uteを応援してくれる皆さんが集まってくれるので、それだけで幸せ。そこにさらに、大好きなライブができるのですごく楽しみ。思いっきり楽しみたい」と目を輝かせながら語った。

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