R−1ぐらんぷり:史上初の外国人が芸歴4カ月で決勝進出! 厚切りジェイソンとは…

「R-1ぐらんぷり」史上初の外国人として決勝進出を果たした厚切りジェイソンさん
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「R-1ぐらんぷり」史上初の外国人として決勝進出を果たした厚切りジェイソンさん

 ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2015」(関西テレビ・フジテレビ系)の決勝進出者が2日、発表され、大会史上初の外国人で、芸歴わずか4カ月というアメリカ出身のピン芸人・厚切りジェイソンさんが準決勝で観客投票1位を得て、ファイナリストに選ばれた。普段はIT系の会社に勤めている会社役員だが、「今日は会社休みました」と笑顔をみせ、優勝した場合の賞金500万円の使い道についても「貯金します。後々投資したりして、いつか自分の会社を設立したい」と答えて異彩を放ち、「大物だらけで怖いくらい。できる限り何とかやりつくします! 以上!」と叫んで、ほかの芸人たちをおびえさせた。

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 厚切りジェイソンさんは、2014年10月にワタナベエンターテインメントに所属したばかりの28歳。「ジェイソン」は本名だといい、「厚切り」は、「厚木の会社に勤めていることとかけている」という。05年に1年間日本に来た際、大ブームだった「エンタの神様」(日本テレビ系)で日本語を勉強してお笑いが好きになったといい、「リズムネタとか、字幕が付いていて、オチの(文字の)色が違う。何でそれが面白いのか辞書で調べました」と話す。アメリカと日本の笑いはツボが違うと言い、「アメリカのお笑いは皮肉がたぶんどっかに入っている(ので受けないときがある)。だから日本仕様の笑いになった」という。

 芸人になろうと思ったのは、同事務所のお笑いコンビ「ザブングル」の舞台に観客として上がって、加藤歩さんと腕相撲したことがきっかけといい、「無理やり僕の名刺を渡して、(所属事務所の)スクールを紹介してもらった。会社を辞めないで通えると分かってすぐ申し込みました」と振り返った。恩人の加藤さんには「準決勝進出のときに伝えて『やるなあ、おめでとう』と喜んでいただきました」と語る。

 会社の同僚や部下にはまだ決勝進出を報告していないといい、「大事な記者会見があるので休みますと言った。これから会社の役員会に出ます!」とちゃめっ気たっぷりに明かす。優勝については「もちろんできればしたい」といい、「ここまでくるのであれば最後までやり尽くすしかない、以上!」と、気合を込めていた。

 「R-1ぐらんぷり」は02年にスタートし、今回は13回目で、過去最多の3751人がエントリー。厚切りジェイソンさんのほか、やまもとまさみさん、あばれる君、とにかく明るい安村さん、アジアン馬場園梓さん、じゅんいちダビッドソンさん、エハラマサヒロさん、NON STYLE石田明さん、ゆりやんレトリィバァさんの決勝進出が決まっており、敗者復活ステージから選ばれる3人を含めた12人が優勝賞金500万円を懸けてトーナメント方式で激突する。決勝戦の模様はフジテレビ系で10日午後7時から生放送される。

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