日本アカデミー賞:作品賞に「永遠の0」 8冠で賞総なめ

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 「第38回日本アカデミー賞」の最優秀賞が27日、東京都内で開かれた授賞式で発表され、人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演した映画「永遠の0」(山崎貴監督)が作品賞、監督賞、主演男優賞など8部門で最優秀賞を獲得した。最多8冠に輝いた山崎監督は「できるだけたくさんの人に見てほしくて、本当にたくさんの人に見ていただいてうれしかった」と喜びを語った。

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 同作で最優秀主演男優賞に輝き、映画「蜩(ひぐらし)ノ記」(小泉堯史監督)で最優秀助演男優賞にも輝いた岡田さんは「自分が参加した作品で二つ受賞してうれしい」と喜びを爆発させた。また、岡田さん演じる主人公・久蔵の妻を演じた井上真央さんも「出演させていただいたのはわずかなシーンでしたが、岡田さんをはじめこの作品に懸ける思いが強かったので(受賞して)うれしかったです」、久蔵の孫の健太郎を演じた三浦春馬さんも「作品に参加できて光栄」と語った。

 「永遠の0」は、“海軍一の臆病者”といわれた零戦パイロットの久蔵の孫・健太郎が、特攻で死んだ祖父を調べるため、かつての戦友たちを訪ね歩く……というストーリー。作品賞、監督賞、主演男優賞のほか、美術賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞で最優秀賞に輝いた。

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