アニメ「機動戦士ガンダム」のモビルスーツなどのデザインで知られる大河原邦男さんが3日、「DMM.make AKIBA」(東京都千代田区)で行われた映画祭「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2015」のトロフィーのお披露目会見に登場した。 ガンダム以外にも「ヤッターマン」「装甲騎兵ボトムズ」など数々のアニメのロボットをデザインしてきた大河原さんは「ロボットバトルの作品にも絡んできたが、家庭用の癒やし系のロボットにすごく興味がある。『ヤッターマン』に出てくるようなロボットが好きで、お金をいただかなくてもやりたいと思っていた。可愛いロボットが人間のそばにいる世界が必ずやってくる。癒やし系のロボット(のデザイン)をやっていきたい」と話した。
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大河原さんは自身のキャリアについて「1972年に竜の子プロダクション(現タツノコプロ)に入社し、新入社員としてまずは背景のテクニックを教わった。先輩の中村光毅さんから『科学忍者隊ガッチャマン』が始まるから、やってみないか?と誘われ、背景に戻るチャンスを失い、43年間、メカデザインをやっています」とコメント。
ロボットの開発者から「大河原さんのデザインに憧れて開発者になった」という声を聞く機会も多いといい、「ファンの方が(自身が手がけたロボットを)実現させようとしていて頑張っていて、すごく責任を感じている」と話していた。
TAAFは、昨年スタートした映画祭で、今年で2回目。大河原さんは昨年から続き、特別賞「アニメドール」のトロフィーのデザインを担当した。TAAF2015は、19~23日にTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)などで開催される。
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