唐沢寿明:日曜劇場で再び逆転劇 限界集落救う破天荒公務員に

7月スタートの連続ドラマ「ナポレオンの村」に出演する(上段左から)麻生久美子さん、唐沢寿明さん、沢村一樹さん、(下段左から)ムロツヨシさん、山本耕史さん、イッセー尾形さん=TBS提供
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7月スタートの連続ドラマ「ナポレオンの村」に出演する(上段左から)麻生久美子さん、唐沢寿明さん、沢村一樹さん、(下段左から)ムロツヨシさん、山本耕史さん、イッセー尾形さん=TBS提供

 俳優の唐沢寿明さんが、TBS系の日曜午後9時台のドラマ枠「日曜劇場」で7月から放送される連続ドラマ「ナポレオンの村」に主演することが25日、明らかになった。「日曜劇場」は、大沢たかおさん主演の「JIN-仁-」(2009、11年)や堺雅人さん主演の「半沢直樹」(13年)などでおなじみの人気枠で、唐沢さんが主演を務めるのは、中堅精密機器メーカーの存亡と名門社会人野球部の廃部を懸けた攻防を描いた「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年)以来。今作で唐沢さんは、類いまれな行動力と奇抜なアイデアを持つ破天荒な公務員を演じ、消滅寸前の村の立て直しに挑む。

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 ドラマは、石川県羽咋市役所の職員の高野誠鮮さんの著書「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」(講談社)が原案。東京の西の果てに位置し、高齢化などが原因であとは消滅を待つばかりの“限界集落”星河市神楽村を立て直そうと、地元自治体に赴任してきた公務員・浅井栄治が巻き起こす改革と、浅井を取り巻く役所の面々や村人たちとの交流、そして村が生まれ変わっていく姿を描く。

 唐沢さん演じる浅井は、東京都庁の職員で、東京オリンピックのプロジェクトに携わるなど、やり手として、都庁内でも名の知れた人物。単身、神楽村に飛び込み、類いまれな行動力と奇抜なアイデアで村に革命を起こそうとする。

 唐沢さんは「過疎化という、いま現実に起きている問題をテレビドラマで扱うというのが、とても面白いと思った」といい「現実に起きている問題をどんな方法で解決していくのか、僕個人も興味がありますし、ドラマとしてどう表現していくのか楽しみながら演じたい」ともコメント。演じる浅井については「つかみどころがなくて考えの読み難い男です。そんな浅井が最終回までにどう変わっていくのかも興味深いですね」と話している。

 また神楽村の廃村を陰で進める星河市のイケメン市長・福本純也役で沢村一樹さんが出演し、福本に浅井のお目付役を命じられる市役所農林商工課職員・岬由香里役で麻生久美子さん、浅井の年の離れた幼なじみ・戸川真人役で、唐沢さんとはフジテレビ系の連続ドラマ「愛という名のもとに」(1992年)以来、23年ぶりの共演となる山本耕史さんが出演。ムロツヨシさん、イッセー尾形さん、岩松了さんらが脇を固める。

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