里中満智子:32年かけて完結「天上の虹」がNHK歴史番組とコラボ 「渡邊アナが持統天皇に見えた」

NHK「歴史秘話ヒストリア 古代日本 愛のチカラ~よみがえる持統天皇の都」の会見に出席した里中満智子さん(右)と渡邊あゆみアナウンサー
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NHK「歴史秘話ヒストリア 古代日本 愛のチカラ~よみがえる持統天皇の都」の会見に出席した里中満智子さん(右)と渡邊あゆみアナウンサー

 マンガ家、里中満智子さんの持統天皇を主人公にしたマンガ「天上の虹」が、6月10日放送の歴史番組「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合、毎週水曜午後10時)とコラボすることになり、28日にNHK放送センター(東京都渋谷区)で会見が開かれた。会見には里中さん、番組MCの渡邊あゆみアナウンサーらが出席。連載開始から32年かかって完結した「天上の虹」について、里中さんは「(持統天皇は)悪く書かれている資料もあって、誰も主人公にしない人。モチベーションが上がった。勝手にイメージしてすいません」と語った。

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 また、完成した「歴史秘話ヒストリア 古代日本 愛のチカラ~よみがえる持統天皇の都」を見た里中さんは「一視聴者としてワクワクして見ました。いろんなこと伝えてくださった。(案内役の)渡邊さんが持統天皇に見えてきた」と感想を語った。渡邊アナは「藤原京の跡地にロケに行ったら湿地帯だった。こういうところに都を作ったんだと思った。ぜひ番組を見て興味をお持ちになったら、そこに足を運んで体感してほしい」とメッセージを送った。

 「天上の虹」は日本の第41代天皇で、女帝である持統天皇を主人公とした里中さんの歴史ロマンマンガ。1983年に連載を開始し、32年にわたって執筆を続け、今年3月にコミックス23巻で完結した。番組では、里中さんのマンガのコマと吹き出しを映した映像を交えながら解説している。持統天皇の声は人気声優の水樹奈々さんが担当した。6月10日午後10時からNHK総合で放送。

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