斎藤惇夫さんの名作児童小説「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」(岩波書店)が原作の劇場版3DCGアニメ「GAMBA ガンバと仲間たち」(10月公開)の特報映像が12日、公開された。アニメは「ALWAYS 三丁目の夕日」「STAND BY ME ドラえもん」などを手がけた映像製作会社「白組」が製作し、特報映像では、3DCGになったネズミのガンバが仲間とともに鳥に乗って飛んだり、猫に追いかけられるなど動き回る姿が描かれている。原作の表紙を描いた藪内正幸さんのイラストを基にしたデザインのティザーポスターも公開された。
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「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」は、イタチと戦う島のネズミを助けるために、ドブネズミのガンバと仲間たちが夢見が島に向かい、冒険を繰り広げる児童文学。1975年に「ガンバの冒険」というタイトルでテレビアニメ化され、84年に「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」、1991年に「ガンバとカワウソの冒険」として2作の劇場版アニメも公開され、ミュージカル化もされている。
劇場版3DCGアニメ「GAMBA ガンバと仲間たち」は構想15年、総製作費20億円のプロジェクトで、「白組」の小川洋一副社長が企画・総監督を務める。同じく白組の河村友宏さんと小森啓裕さんが共同監督、「スパイダーマン」「X-MEN」などを手がけたアヴィ・アラッドさんがエグゼクティブ・プロデューサーを担当。松任谷由実さんやMr.Childrenなどのアートワークを手がけた森本千絵さんが、ティザービジュルのディレクションや宣伝のコンセプトなどを担当するコミュニケーション・ディレクターを務める。
原作者の斎藤さんは「半世紀近く前に書いた物語が、どんな映像で、どんな言葉と音楽で、今によみがるのか、子どものように胸踊らせながら公開の日を待っています」とコメントを寄せている。
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