コンクリート・レボルティオ:「ハガレン」チームの新作テレビアニメが10月放送 水島精二が監督、會川昇が脚本

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」のビジュアル(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会
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「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」のビジュアル(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会

 アニメ「鋼の錬金術師」の水島精二監督さんが手がけるテレビアニメ「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」が10月から放送されることが3日、分かった。會川昇さんが脚本を手がけ、ボンズが制作を担当するといい、「鋼の錬金術師」(2003年)の制作陣が再集結する。「涼宮ハルヒ」シリーズのいとうのいぢさん、「ぱにぽに」の氷川へきるさん、「放課後カタストロフィ」の平尾リョウさんがキャラクター原案、コンセプトデザインを担当する。

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 「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」は、“神化”という架空の年代の日本が舞台で、日本政府の厚生省の外郭団体・超過人口審議研究所(超人課)に所属する主人公・人吉爾朗(ひとよし・じろう)が、巨大化した宇宙人や怪獣と戦う姿を描く。超人課は、“超人”と呼ばれるヒーローを保護する外郭団体で、超人は世間から人気を集めているものもあれば、一部は素性を隠しながら活動しているものもおり、超人に対抗する敵勢力も存在するという設定。人吉爾朗は万能マシーン・エクウスに乗り込んで、敵と戦う。

 「境界のRINNE」などの石川界人さんが人吉爾朗を演じるほか、声優として上坂すみれさん、豊崎愛生さん、中村繪里子さん、鈴村健一さん、川島得愛さんらが出演する。アニメの公式ホームページは英語、フランス語などのに合わせたローカライズ版も公開されている。

 水島監督は新作について「ヒーローが多数存在する世界。アメコミの『アベンジャーズ』のような、それぞれが主役級のヒーローのそろい踏み。その世界は非常に現実的だ。面白いと感じた。これを、作りたい。と」と説明。

 會川さんは「1965年生まれの私にとって、ヒーローは最初からテレビの中にいた。特撮も、アニメも、時代劇も、刑事ドラマも区別はない。時には歌手やスポーツ選手もそれと同等の存在だった。ヒーローたちを描いた数多のフィクションが現実を含有していたのなら、彼らについて描くことはすなわち現実を描くことにほかならない。十数年にわたって1人で転がしてきた幻想だったが、この数年やっと理解ある仲間を得て、一つの形にすることができた。これが私の最後の作品でもかまわない。いや、これで引退という意味ではない。これから先ずっとこの作品を作り続けてそして死ねたら本望だ」と話している。

 ◇スタッフとキャスト(敬称略)

 原作:BONES、會川昇▽監督:水島精二▽脚本:會川昇▽キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤嘉之▽キャラクター原案・コンセプトデザイン:いとうのいぢ、氷川へきる、平尾リョウ▽SFデザインワークス:海老川兼武、柳瀬敬之、渭原敏明、松本秀幸▽メカニック作画監修:大塚健▽美術監修:松本浩樹

 人吉爾朗:石川界人▽星野輝子:上坂すみれ▽鬼野笑美:豊崎愛生▽風郎太:中村繪里子▽芝来人:鈴村健一▽芳村兵馬:川島得愛

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