大山のぶ代:認知症公表後、収録した肉声コメント初公開「久しぶりに演じてうれしい」

「スーパーダンガンロンパ2~さよなら絶望学園~」の制作発表でスクリーンに映し出された大山のぶ代さん
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「スーパーダンガンロンパ2~さよなら絶望学園~」の制作発表でスクリーンに映し出された大山のぶ代さん

 人気アニメ「ドラえもん」の声優として知られる大山のぶ代さんが声の出演をする舞台「スーパーダンガンロンパ2~さよなら絶望学園~」の制作発表が29日、東京都内で開かれ、大山さんが認知症公表後に収録した肉声コメントが初公開された。登場するキャラクターのモノクマの声を演じた大山さんの写真がスクリーンに映し出され、「久しぶりにモノクマを演じさせていただきうれしいです。『うっぷぷぷぷー! わくわくドキドキのステージのはじまりはじまり! お前らギロッポンで待ってるぞー!』」とモノクマの声色も交えてしっかりとした口調でメッセージを寄せた。

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 大山さんは「この度は公演決定、まことにおめでとうございます。先日この舞台のためだけに新たなセリフを収録させていただきました。私はモノクマが大好きです。久しぶりにモノクマを演じさせていただきうれしいです」ともコメントした。

 制作発表には演出家の松崎史也さんと、舞台には映像で出演し、主題歌を担当する神田沙也加さんらも出席。松崎さんは大山さんの収録の様子について「とてもお元気でした。とにかく素晴らしくて」と振り返り、モノクマの代役は考えたかと質問されると「モノクマは大山さんしかありえないと思います」と答えた。神田さんは「原作ファンとしては(大山さんの音声が)新録ということですごく楽しみです」と話した。ほかに横浜流星さん、元NMB48の山田菜々さんも出席した。

 舞台「スーパーダンガンロンパ2~さよなら絶望学園~」は、“学級裁判”で相手の矛盾を論破し、殺人事件の犯人を暴いていく人気ゲームを原作に、主人公・苗木誠を俳優の本郷奏多さんが演じた舞台「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」の続編。大山さんは、原作ゲームで大きなクマのぬいぐるみのような学園長・モノクマ役を務めており、前作に引き続いて声の出演をする予定で、すでに舞台の音声収録も行っている。

 特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」でトッキュウ4号/ヒカリ役を務めた横浜さんが主人公・日向創(ひなたはじめ)役、山田さんが“超高校級のゲーマー”七海千秋役を務めるほか、俳優の鈴木拡樹さん、いしだ壱成さん、お笑いコンビ「野性爆弾」の川島邦裕さんら豪華キャストが出演。神田さんは、自身がボーカルを務める音楽ユニット「TRUSTRICK」として主題歌を担当する。

 12月3~13日にZeppブルーシアター六本木(東京都港区)で上演予定。

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