アニメやゲームなどのキャラクターになりきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2015」の開催を記念して、世界大会に出場する各国代表のコスプレーヤーたちが29日、外務省を表敬訪問した。出席した城内実副外相は「みなさまの素晴らしい、マンガやアニメからそのまま出てきたようなコスプレを拝見いたしまして、コスプレという文化が世界中に広がっていることを実感いたしました」とコスプレーヤーたちと対面した感想を語り、「それぞれのお国に帰られましたら、日本との友好の架け橋になっていただきたいなと思います」と述べた。
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表敬訪問には、今回がコスプレサミット初参加となるフィリピン、ベトナム、ポルトガル、クウェートの4カ国の代表コスプレーヤー8人が参加。「ブレイブルー」のラグナ・ザ・ブラッドエッジのコスプレをしたベトナム代表のグエン・カオ・フォンさんは「日本に来ることは私の夢でした。コスプレサミットに参加できて本当にうれしいです」と笑顔でコメント。また、城内副外相からコスプレを始めたきっかけを聞かれた「UFOロボ グレンダイザー」の宇門大介のコスプレをしたクウェート代表のアナス・アルフェラーさんは「フィクションの世界と文化、そういう世界があるということに興味を持つようになり、そこからどんどん、日本の文化、(例えば)格闘技とか、ステージで演技することとか、いろんな形で影響されました」と語った。
世界コスプレサミットは、世界各国の代表メンバーが2人1組で参加し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うイベントで、今年で13回目の開催。今年は世界26カ国・地域から代表コスプレーヤーが参加する。昨年大会は22カ国・地域から選ばれた代表コスプレーヤー44人が参加し、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のコスプレでパフォーマンスしたロシア代表が大会初優勝を果たしている。「世界コスプレサミット2015」の参加者から世界一を決める「世界コスプレチャンピオンシップ2015」は8月1日に愛知芸術文化センター(名古屋市東区)で開催される。
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