高田純次：3代目“散歩人”に　ヘルニア克服し「足腰完璧に近い」

　タレントの高田純次さん（68）が9月28日から放送される「じゅん散歩」（テレビ朝日、月～金曜午前9時55分）に出演することになり、このほど、東京都内の同局で会見した。故地井武男さん、加山雄三さんに続く、3代目“散歩人”となる高田さんは「以前からこういう散歩番組をやりたかったので、白羽の矢が立ってうれしい。先輩方お二人は偉大な方たちなのでプレッシャーもありますが、自分なりの散歩ができれば。残りの人生、目いっぱい、頑張って歩いてみたいですね！」と意気込みを語った。

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　ショルダーバックを斜め掛けした“散歩スタイル”で会見に登場した高田さんは、今年1月末に椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄（せきちゅうかんきょうさく）症の手術を受けたことも明かし、「昨年1年間はロケをしていても足がしびれてきて痛み止めを使用していたが、今はそういうこともない。手術してよかったなあと思っています！」と説明。現在は、しびれていた右足の強化を目指してトレーニング中だといい、「足腰に関しては、もう完璧に近い。今はもう100メートル9秒ぐらいで走れるんじゃないかな（笑い）。散歩は“もってこい”という感じ」と万全の体調をアピールした。

　同局では2006年4月から地井さんの「ちい散歩」、12年5月から加山さんの「若大将のゆうゆう散歩」と約9年半にわたって“散歩番組”を放送。新番組のタイトルは、高田さんの名前にちなむとともに、“純”粋な散歩を目指すという思いも込めた。テーマは「一歩一会」で、「1歩歩けば、ひとつの出会いがある」をモットーに、高田さんが自由気ままな街歩きを展開。月曜から金曜の5日間で、ひとつの地域（エリア）を歩いていく。

　また、これまでの散歩番組にはなかった街の銭湯にも訪れ、高田さんがひとっ風呂浴びて地元の人々と交流。タクシーやバスの運転手にも直撃し、ディープな見どころや情報を仕入れていく。さらに、番組のラストには高田さんが描く街の人の似顔絵や高田さんが撮影した風景写真も紹介。通販コーナーも存続し、新山千春さん、愛華みれさんが出演する。

　若き日にデザイナーを志し、デザインの専門学校に通ったこともある高田さんは、会見で自分自身の似顔絵を披露。「私みたいなイケメンは特徴がないから描きにくいんですよね」と苦笑しながらも、味わい深いイラストで取材陣を感心させていた。「じゅん散歩」は9月28日から毎週月～金曜の午前9時55分～10時半に関東ローカルで放送する。

　◇高田純次さんの主なコメント

　3代目散歩人となりますが、以前からこういう散歩番組がやりたかったので今回、白羽の矢が立って非常にうれしいですね。言ってみれば私の人生そのものが散歩のようなものなので、適材適所じゃないかと勝手に思っています（笑い）。残り短い人生、目一杯、頑張って歩いてみたいなと思っています。

　今年1月末に椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症を手術しました。昨年1年間はロケをしていても足がしびれてきて痛み止めを使用していたのですが、今はそういうこともないので、手術してよかったなぁと非常に思っています！　現在は、しびれていた方の右足の強化を目指してトレーニング中。だから、散歩は“もってこい！”という感じなんです。今はもう100メートル9秒ぐらいで走れるんじゃないかと思ってるぐらい（笑い）、足腰に関しては完璧に近いです。

　番組のテーマは“一歩一会”ということで、一歩、歩くたびにいろいろな出会いがあるんじゃないかと思っています。どのような方にお会いできるか、楽しみにしています！　また、街で銭湯を見つけたら、裸の付き合いも……！　お互いに裸になれば、いろいろな情報が聞けるんじゃないかと思いまして……。でも、相手は男性なので、つまらないっちゃ、つまらないんですけどね（笑い）。それから、街の運転手さんにも話を聞きます。運転手さんたちは、とにかくおいしい店や裏道を知っているでしょう。街そのものが毎日変わっているので、運転手さん情報で、新しい店も紹介できたらいいですね。散歩は東京中心だと思いますが、とにかく東京といっても広いし、23区外の街にもいろいろ面白いものが見つかるかなと考えています！

　僕はかつてグラフィックデザイナー、ジュエリーデザイナーをやっていて、その道で挫折を味わったのですが、今回は似顔絵や写真で、僕の挫折の一部を皆さまにお見せできれば（笑い）。カメラマンになりたかったぐらい、写真を撮るのは好きなので、表情や風景など私のセンスで撮らせていただければと思います！　これまでの散歩人のお2人は偉大な方たちなので、プレッシャーもあります。先輩方2人の散歩の勉強できるところは勉強して、自分なりの散歩ができればいいな。視聴者の方には、時間があってもなくても、ぜひ見てほしいですね（笑い）。