浅野忠信:深津絵里と夫婦役で「夢かなった」 黒沢清監督との12年ぶり“再会”も喜ぶ

映画「岸辺の旅」試写会イベントに登場した浅野忠信さん
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映画「岸辺の旅」試写会イベントに登場した浅野忠信さん

 俳優の浅野忠信さんと女優の深津絵里さんが10日、東京都内で行われた映画「岸辺の旅」(黒沢清監督、10月1日公開)試写会イベントに登場。深津さんと初めて夫婦役を演じた浅野さんは、「40代になったら夫婦という役をじっくりと演じてみたいと思っていた」といい、「深津さんとはところどころで共演させていただいたり、お会いしたりしてきて、深津さんと一緒に(夫婦役を)、と思っていたら、その夢がこの作品でかないました」と笑顔を見せた。

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 さらに浅野さんは「なおかつ黒沢監督に『アカルイミライ』以来、呼んでいただいて、こんな組み合わせはないなって」と喜びを明かし、「一番いい形で僕の夢が実現しました」と感慨深げに語った。

 映画は、湯本香樹実さんが2010年に発表した小説が原作。夫の優介(浅野さん)が失踪してから3年、妻の瑞希(深津さん)は喪失感を経て、ようやく仕事を再開し、日々を暮らしていた。そんなある日、優介が突然帰宅。瑞希は「俺、死んだよ」と告げる優介に誘われるまま、“夫が過ごした最後の時間”を巡る旅に出る……というストーリー。

 浅野さんは「勝手に僕は深津さんに甘えていいんじゃないかって思って、居心地の良さを感じましたし、自然と横に居られた」と語ると、深津さんも「(浅野さんとの夫婦役は)何も苦じゃなかった。“ピタッ”と合ってるような感覚があった」と相性の良さを確かめ合っていた。

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