サカナクション:ベースの草刈の産休復帰後初 5年ぶり武道館公演に2日で2万2000人動員 

日本武道館で2DAYS公演を行ったサカナクションのステージ(撮影:山本マオ)
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日本武道館で2DAYS公演を行ったサカナクションのステージ(撮影:山本マオ)

 5人組バンド「サカナクション」が全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2015-2016“NF Records launch tour”」の日本武道館(東京都千代田区)2日間公演を26、27日に開催した。所属レコード会社のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント内に自ら立ち上げたプライベートレーベル「NF Records」の発足記念として開催され、各日1万1000人、2日間で2万2000人を動員した。

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 ライブでは、和装の踊り子との共演による「夜の踊り子」、映画「バクマン。」の主題歌としても話題の「新宝島」など全21曲を披露。和太鼓バンド「GOCOO」とのコラボレーションや、映像と光の演出などを駆使しながら、エレクトリックなダンスミュージックとバンド演奏を巧みに織り交ぜた高揚感のあるステージを展開。緩急に富むサウンドの波に、観客も狂喜乱舞した。

 また、ベースの草刈愛美さんの産休復帰後初となる約1年半ぶりのライブでもあり、草刈さんは「子供がいて母になれたんだけど、やっぱりリスナーの皆さんがいないとミュージシャンになれないんだなって。皆さんに届いて、みんなが喜んで自分が喜ぶ、みたいな演奏の仕方になってきました」と心情の変化を告白。ボーカルの山口一郎さんも「やっぱ楽しいね、ライブ。やばい! サカナクション大好き! 俺が一番サカナクションのファンだから」とステージに立った喜びを表現し、最後は「必ずみんなに音楽で恩返しします!」と今後の音楽活動への決意を語った。

 サカナクションの武道館ライブは、2010年10月に行われた初の武道館公演以来、5年ぶり。この日は10月3日の北海道公演からスタートしたアリーナツアーの最終日にあたり、今後は11月から2016年3月までホールツアーが開催される予定。

 (取材・文/水白京)

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