波瑠さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」の新たな出演者を発表する会見が11日、NHK大阪放送局で開かれた。11月26日から登場予定のジャニーズWESTの桐山照史さんをはじめ、2016年1月以降、新たに出演する瀬戸康史さんや小芝風花さん、吉本新喜劇座長の辻本茂雄さんらが出席した。
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劇中ではいよいよ九州の炭坑が舞台となり、ヒロイン・あさが実業家への一歩を踏み出す。炭坑事業が軌道に乗る中、今後は、これまでに出会った人たちとの別れと、新たな出会いが繰り広げられ、あさがさらに成長していく姿が見どころだ。
あさの夫・新次郎(玉木宏さん)の弟で、白岡家の家業を継ぐ、加野屋の三男役に桐山さん。あさの長女役に、小芝さん。米国留学から帰国し、日本の女性の高等教育を広めようと奔走、あさと出会う成澤泉役に瀬戸さん。辻本さんは、民間銀行設立を志す元大蔵省の役人を演じる。
新たな出演者は、ヒロインの波瑠さん、玉木さんを交えて行われた会見で、好調な朝ドラの現場に途中から加わることへの不安やプレッシャーを口にした。
元大蔵省の役人を演じる辻本さんは「51歳にして初めての朝の連ドラ出演。おっさんの転校生みたいなもの。台本には、普段の新喜劇では聞いたことがない単語ばかり……」と、来年、芸能生活30周年を迎える大御所でも、新境地である胸の内を明かした。
また、夏から撮影に入っている桐山さんは「不安だらけです。台本に書いてある漢字を読み間違えたり……」と失敗談を語ったが、「いつも兄貴(玉木さん)がフォローしてくれる」と心強い味方の存在を口にした。
会見では、冒頭にあいさつした瀬戸さんをはじめ、出演者の口々から「びっくりぽん」が連発。しかし、流行語大賞にノミネートされなかったことを記者に質問された波瑠さんは「それは、びっくりぽん!」と返して会場を沸かせていた。
連日の好調な視聴率に、撮影現場ではプロデューサーから大入り袋が配られているそうで、ますます出演者やスタッフに熱が入る。佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーは、会見後のインタビューで、最近の朝ドラで大阪制作の好調が目立つ理由について、「大阪のスタッフの朝ドラへの愛がすごく強い。出演者も東京での生活を捨てて、大阪での撮影に打ち込んでいる」と分析した。
今のところ“硬貨”が入っているという大入り袋。後半の放送では、更なる高視聴率で“お札”が入る日も近い!? NHK総合で毎週月~土曜午前8時ほかで放送。全156回を予定。
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