テレビ質問状:「坂本龍一の700日~MUSIC,ART & LIFE」 活動を2年がかりで追う

「ノンフィクションW 坂本龍一の700日~MUSIC,ART & LIFE」での坂本龍一さん
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「ノンフィクションW 坂本龍一の700日~MUSIC,ART & LIFE」での坂本龍一さん

 WOWOWは毎週土曜に「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠として、「ノンフィクションW」と「国際共同制作プロジェクト」の2番組を両輪に、国内外のさまざまなテーマを扱ったオリジナルのドキュメンタリー番組を放送している。WOWOWライブで11月28日午後8時15分から「TOUCH!WOWOW2015」内で無料放送される「ノンフィクションW 坂本龍一の700日~MUSIC,ART & LIFE」の番組プロデューサーを務めるWOWOWの山下浩志郎さんに、番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 --番組の概要と魅力は?

 音楽面だけではなく、芸術サイドからも多大な信頼を寄せられ、それに応えるクリエーティビティーの塊である坂本龍一さんの音楽への探究、メディアアートへの活動を2年がかりで追ったドキュメンタリーです。

 --今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 坂本さんが「札幌国際芸術祭2014」(2014年7月19日~9月28日に開催)のゲストディレクターに就任したことがきっかけです。

 --制作中、一番に心がけたことは?

 坂本さんは準備をきちんとされてくる方なので、ニューヨークから日本に作品を持ち込んだ時には形が仕上がっていることが多いので、坂本さんの裏側が見えるようにするには、どうしたらいいかを心がけました。

 --番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 坂本さんが、闘病(2014年7月10日に中咽頭=いんとう=がんを患っていることを発表)のため不在となった「札幌国際芸術祭2014」の取材が大変でした。当初の企画では、佳境となる開催前準備の様子や、本番のさまざまな企画での様子を追いかける予定だったのが、突然のがん告白、そして休養。新たな始動に備えて企画を立て直すことが大変でした。

 --番組の見どころを教えてください。

 アイスランドの音楽フェス「Soner」や、山口県でホラ貝を操る様子など、わずかですが貴重な演奏の様子やレコーディング風景もあります。


 WOWOW 番組プロデューサー 山下浩志郎

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