俳優の阿部寛さんが主演する連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)で、22日に放送された第6話終了後の予告編で主人公の佃航平が「なんだかなー」と発言するシーンについて、今月14日に急死した俳優の阿藤快さんへのオマージュであることが25日、明らかになった。同シーンについてはネットを中心にさまざまな憶測が飛びかっていたが、同局は「阿部さんなりの、阿藤さんに対する『オマージュ』だと思います」と説明している。
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阿藤さんは同ドラマに、阿部さん演じる航平が社長を務める中小企業・佃製作所の顧問弁護士役で出演。「なんだかなー」は、旅番組のリポーターとしても親しまれた阿藤さんの口癖として広く知られていた。なお、実際に航平が「なんだかなー」と発言するシーンがオンエアされるのは29日の第7話ではなく、翌週の第8話になる予定。
「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが、宇宙への夢をあきらめきれずにいる……というストーリー。同じ「日曜劇場」枠で池井戸さん原作のヒットドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を送り出してきたスタッフが手掛けている。
阿部さんが同局の連続ドラマに出演するのは、2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来5年ぶりで、ことあるごとに佃に反発する高校生の娘・利菜役で女優の土屋太鳳さんも出演。第6話からは池井戸さんの最新刊「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作となる「ガウディ計画編」がスタートしており、主人公の前に立ちはだかる“敵役”として小泉孝太郎さんや世良公則さんも登場している。毎週日曜午後9時放送。
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