今年1年、各界でもっとも活躍した働く女性に贈る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」の表彰式が7日に東京都内で行われ、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが「第153回芥川龍之介賞」を受賞した「火花」の編集者である浅井茉莉子さんら受賞者7人が出席した。
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又吉さんに小説執筆を説得し続けて大ヒットにつなげた浅井さんは「たぶん又吉さんは私がお願いをしなくても、いつか小説を書いたと思いますし、それはやっぱり素晴らしい作品になったと思います」と謙遜しつつ、「裏方の私が表舞台に立っているのは面はゆいことではあるのですが、多くの方の共通の話題として『火花』が上がることや、いろいろな人と小説のお話ができることは喜び以外の何物でもなくて、そこに関われたことはただただ幸運だったと思っています」と笑顔で語った。
又吉さんはビデオメッセージで祝福。「火花」を執筆した経緯を「なぜ僕が(小説を)書かないといけないのかなっていうのがあったんですが、浅井さんがその理由を丁寧にしっかりと伝えてくれて、僕の不安を取り除いてくれた」と語り、「浅井さんに声をかけてもらわなかったら書くことはなかった。本当に感謝しています」と謝意を表した。
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、女性誌「日経WOMAN」(日経BP社)が1999年から実施しているアワードで、今年で17回目。浅井さんは「メガヒットメーカー賞」で受賞し、そのほか「次世代ものづくり賞」でUPQの中澤優子社長、「ベストマーケッター賞」でカルビーの藤原かおり部長、「未来をつくるサイエンティスト賞」で理化学研究所のプロジェクトリーダーで眼科医の高橋政代さん、「情熱経営者賞」で石坂産業の石坂典子社長、「チェンジメーカー賞」でNPO法人・虹色ダイバーシティ代表の村木真紀さん、大賞には、トラストバンクの須永珠代社長が選ばれた。
審査員は青山学院大陸上部の原晋監督、博報堂の原田曜平さんらが務めた。
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