ビートたけし:12年ぶり主演映画も会見で大ボケ連発

映画「女が眠る時」の完成会見&特別上映会に登場したビートたけしさん
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映画「女が眠る時」の完成会見&特別上映会に登場したビートたけしさん

 お笑いタレントのビートたけしさんが16日、東京都内で行われた主演映画「女が眠る時」(ウェイン・ワン監督、2月27日公開)の完成会見&特別上映会に登場した。上映会の舞台あいさつで映画を楽しむキーワードを聞かれたたけしさんは「SMAPのトラブル」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。また18日に69歳の誕生日を迎えるたけしさんは、共演の忽那汐里さんから花束を贈られると「デビッド・ボウイが死んじゃったし、次は俺の番だと思うけど、ありがとうございます」とまたもやボケて会場を沸かせた。

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 「女が眠る時」は、スペイン人作家ハビエル・マリアスさんの短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」が原作。ワン監督にとって初めてのオール日本人キャストによる邦画作品となる。たけしさんが自身の監督作品以外で映画の主演を務めるのは、2004年公開の「血と骨」(崔洋一監督)以来、12年ぶりとなり、話題を呼んでいる。

 映画は、妻とバカンスを過ごすため美しい海辺にたたずむリゾートホテルへとやってきた小説家の清水(西島秀俊さん)が、滞在初日にプールサイドで目撃した異様な存在感を放つ年の離れた男(たけしさん)と女(忽那さん)のことが脳裏から離れなくなり、その執着心はストーカー行為へと発展していく……というサスペンスストーリー。

 上映会には、たけしさん、忽那さんのほか、西島さんと刑事役の新井浩文さんも出席。上映会で、同映画が2月11日(現地時間)から独で開催される「第66回ベルリン国際映画祭」の「パノラマ部門」に正式出品されることも発表され、たけしさんは「この映画は知的ゲームのような感じで、映画のよき時代を思い出させる。100人見れば100通りの解釈ができる作品だと思う」と評し、「国際映画祭に参加できることはよかったと思います」と喜んだ。西島さんは「ベルリン(映画祭)は、複雑な物語の作品を大切にしてくださるみたいなので、目の肥えた観客の皆さんに楽しんでもらえたら」と笑顔を見せた。

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