安田顕:ブレークの実感なし 「山手線でも気づいてもらえない」

主演映画「俳優 亀岡拓次」の初日舞台あいさつに登場した安田顕さん
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主演映画「俳優 亀岡拓次」の初日舞台あいさつに登場した安田顕さん

 人気演劇ユニット「TEAM NACS(チーム・ナックス)」のメンバーで、俳優の安田顕さんが30日、東京・テアトル新宿で行われた主演映画「俳優 亀岡拓次」(横浜聡子監督)の初日舞台あいさつに登場。俳優の阿部寛さんが主演を務めた人気連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)にも出演した安田さんはブレークした実感を聞かれると「もうちょっと感じさせてほしい」と苦笑した。

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 初日舞台あいさつに、渋谷から移動してきたという安田さんは「最近、この映画でいろいろな宣伝の場にも出させていただいているし、どれぐらい(反響が)あるか」と楽しみにしていたことを明かしながらも、「山手線に乗って、帽子を取って立ってたんですよ。気づいてもらえなかった。一つもそういう実感がございません」と話し、集まった報道陣に、“もっと写真を撮ってくれ”というようなゼスチャーをして笑いを誘った。

 会見には、共演の麻生久美子さん、原作者の戌井昭人さん、横浜監督も登場。安田さんは初共演の麻生さんについて「本当に、(横浜監督が麻生さんのことを)きれいに撮っていて……」とコメントすると、麻生さんが映りがいいと聞こえる表現に少しすねた表情を見せ、慌ててフォローしていた。

 映画は、安田さん演じる37歳独身で脇役が多い俳優・亀岡拓次が、ロケ先の長野県諏訪市で入った居酒屋「ムロタ」で、麻生さん演じる若女将の安曇と出会い恋をする。亀岡は撮影のため東京都内から地方まで忙しく飛び回る日々を送る中、自身が心酔する世界的巨匠のアラン・スペッソ監督の新作オーディションを受けることになり……というストーリー。染谷将太さん、工藤夕貴さん、三田佳子さん、山崎努さん、新井浩文さんらも出演する。

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